OYAIDE QAC-222G シールド購入~聴き比べ

OYAIDEのQAC-222Gシールドを購入してみました。

スタジオやライブで使おうと思ったので、5mを二本。だいぶ奮発しました。

プラグ部は高級感のある金メッキで、ケーブル部は細身ですがそこそこ硬さがあります。

色は思ったより落ち着いた赤でした。もっとビビッドな赤を想像していたのですが、これはこれで良いですね。

 

このケーブルを買うまでの経緯ですが…普段スタジオに入ったり、セッションする時はイングヴェイ・マルムスティーンモデルのFenderの3mのケーブルを使っていました。音質も良く、ケーブルが赤く目立つためすぐ自分のとわかり便利でした。

こちらがそのイングヴェイモデルのケーブル。オレンジっぽく見えますが実物は結構派手な赤です。

大体スタジオではKemperやZOOMのG3Nなどのマルチを使うため、ケーブルが二本必要です。本当は二本同じのを揃えるのが良いのですが、今まではギターからマルチまではイングヴェイモデル、そこからアンプまでは適当なケーブルを使っていました。

それでやはり揃えたほうがいいかなと思って最初はイングヴェイモデルの5mを買おうかなと思ったのですが、ちょっと気分を変えてみようと思い、今まで持ってないものにしてみることにしました。

 

それで故藤岡幹大さんや大村孝佳さんが使っているというOYAIDEのケーブルが良いかなーと。ミーハー丸出しですが…

というわけでOYAIDEのQAC-222GをAmazonで購入!

一本は3mでも良かったかな…

 

せっかくなので比較してみましょう。

OYAIDE QAC-222GとFenderのイングヴェイモデル、黒いのは主に自宅で使っていたBELDENの8412です。

ギターはいつものSuhr Standardで、KemperからRubix22を通してCubaseに録音しています。Cubase上では何もいじらず。

QAC-222Gだけ5mなのとフレーズが違ったり適当ですが…とりあえず聴いてみてください。

まずクリーントーン

QAC-222G

 

イングヴェイモデル

 

BELDEN 8412

 

クランチサウンド

QAC-222G

 

イングヴェイモデル

 

BELDEN 8412

 

ドライブサウンド

QAC-222G

 

イングヴェイモデル

 

BELDEN 8412

 

適当な演奏で申し訳ない。

 

どうだっただろうか、ほとんど微々たる違いだが、やはり定評通りBELDEN8412はローミッドがよく出てパワー感がある音。イングヴェイモデルはハイがよく出てるかなーという感じ。

QAC-222Gは結構フラットで派手さは無いけどレンジが広いというのでしょうか。どの帯域も平均的に綺麗に出てるような感じですね。あんまパワー感は無いかもしれません。

クリーン、クランチは割と分かりやすいですね。歪が深いとあんま変わらないかな…

 

録音するとほとんど違いが分かりませんが、普段使いの8412からQAC-222Gに変えた時はレンジが広くて驚きました。もしかしたら弾いてるときのレスポンスの違いとかもあるかもしれません。

 

結構高かったし、まあ見た目も良いし、これからこのQAC-222Gをメインのケーブルとして家でも外でも使おうと思います。

ヴァイオリンのA線にアジャスターをつけることについて

A線アジャスターの考察

ヴァイオリンには通常、E線のみアジャスターを付ける。(分数楽器などは例外)

E線のアジャスターも基本はなるべく軽く、複雑な機構で無いものを選ぶのが良いとされていて、ゲッツやウィットナーのアジャスターなどループエンド用の小型アジャスターを付けているプロが多い。

 

しかし超一流ソリストでストラディヴァリなどを使っているにもかかわらず、E線とA線に大型のボールエンド用アジャスターをつけている人もいる。

セルゲイ・ハチャトゥリアンはどの時代の映像をみてもA線にアジャスターを付けている。彼は楽器の貸与を受けていてストラディヴァリだったりグァルネリだったりするのだが、その度わざわざA線にアジャスターを付けているということになる。

巨匠、ギドン・クレーメルもA線にアジャスターを付けている。彼も昔から付けていると思う。弦もあまり見ない組み合わせ。

アンネ=ゾフィ・ムターもA線アジャスター。スチール弦を使っていたような気がする。

 

なぜA線にアジャスターをつけるのだろうか?

 

仮説1:チューニングがしやすいから

これはA線をスチール弦にしている場合のみ当てはまる。ムターはおそらくそう。クレーメルももしかしたらそうかもしれない。スチール弦はペグで細かいチューニングがしずらく、アジャスターを使ったほうが良い場合もある。

しかしナイロン弦の場合ほとんどアジャスターの調整は効かない。弦の伸縮性の幅が広いため、回しても回してもあまり効かないのである。

セルゲイ・ハチャトゥリアンの場合、エヴァ・ピラッツィを常に使っているので、チューニングのために付けているというのは考えにくい。(もしかしたら微調整程度には使っているかもしれない)

仮説2:音質の変化を狙っている

基本的に、ヴァイオリンは重いパーツを使うほど柔らかい音になりやすい。

A線にアジャスターを付けた上でA線を張ると、テールピースにダイレクトに音が伝達しないのも合わさり、良く言えば柔らかく、悪く言えばこもる、くすむ感じの音色になる。

私も一瞬実験と思ってA線をドミナントで、ウィットナーのボールエンド用アジャスターを付けてみたことがある。思ったとおり柔らかい…というよりデッドなこもった音になる。

普通に考えたらA線は高音域が多いので、ハイがあるきらびやかな音のほうが好まれるので、基本的にはやはりアジャスターを付けないほうが無難だと思われる。

しかし、セルゲイ・ハチャトゥリアンの場合彼はかなり強く弾くし、エヴァ・ピラッツィだし、音の傾向が全体的にまろやかな感じはするし、そういう音の方向性が好みでA線にアジャスターを付けているということももしかしたらあるかもしれない。

 

仮説3:特に何も考えていない

多くの有名ソリストは若い頃から世界的にデビューを果たしていたり、神童、天才と呼ばれて子供の頃から演奏を盛んに行っていることが多い。

そういうソリストは子供の頃からそうだったから特に何も考えずそのままのセッティングで楽器を弾いていることが多いし、あまり楽器をいじくり回すイメージがしにくい。そもそも銘器を貸与されてる場合弄ったらダメそうだし、工房などでいつもの通りのセッティングで調整してもらっているのかもしれない。

アジャスターについても子供の頃から付けてたし…ということも結構ありえると思うのだがどうだろうか。

 

まとめ

上に上げた人以外にも、ソリストや有名プロでA線にアジャスターを付けている人は結構多い。オーケストラの人ならもっと多いかもしれない。

読者の方でこれを読んでA線アジャスターを付けて見ようかと思う人がいるかもしれないが、基本的にはやめておいた方がいいと思う。

スチール弦でペグだと全然合わないという場合ならともかく、やはりヴァイオリンの自然な音を殺す傾向の調整になるので、鳴らなくなるし、楽器を傷つける危険性も上がるし、コストはかかるし(微々たるものだが)基本的には避けたほうがベター。

 

あと上に書いたのはすべてフルサイズ、大人用サイズのヴァイオリンの話なので、子供用分数ヴァイオリンは全く別の話。分数はアジャスターを付けてもとりあえず問題ありません。

 

A線アジャスターについての考察でした。

ソロ演奏してきました

8/18にコンサートでヴァイオリンのソロ演奏をしてきました。

響きがとても良いホールで、客席ほぼ満員と、とても良い環境で演奏できました。

最近ずっとスランプで本番で間違えてしまったり、緊張しすぎてしまうことが多かったのですが、今回は過度に緊張せず、良いパフォーマンスを残せたかなと思います。

動画も撮影しました。

 

楽器も良く鳴ってる感じだし、中々いい感じかなと思います。

この間張り替えたエヴァ・ピラッツィゴールドはやはり良いですね。上質で大きな音が出てるので、本番用としては素晴らしいと思います。

劣化も感じられませんし(まだ1ヶ月も経ってませんが…)長く使えればまあそこまでコスパ悪くもないのかな…?

 

次のソロの演奏は決まってませんが、来年の春辺りに小曲、本当に軽い短い曲メインのリサイタルでもやろうかなーと考えてるところです。

だいぶ舞台でのメンタルコントロールもうまく行くようになってきたので、これからはどんどん演奏の機会を増やそうかなと。

 

そのまえにギターでライブの案件がありますが…まあこちらはなんとかなるでしょう。

 

とりあえずはレッスンやレコーディングなど落ち着いた作業が多くなりそうなので一息つける感じです。