エヴァ・ピラッツィゴールドを張ってみた 録音あり【弦のレビュー】

コンサートが近くなってきたので、弦を張り替え。

以前は本番用でピーターインフェルドを良く張っていたのですが、今回は思い切って評判の良いエヴァ・ピラッツィゴールドにしてみました。

エヴァ・ピラッツィゴールドはガットのオリーブの次に高価な弦で、セット一万円以上するのでちょっと手を出してなかったのですが、かなり評判は良い様子。

どのレビューでも強い音で、なおかつ太いしっとりした音ということは言われていますね。

 

まず届いて張ってみた感じですが、やはりテンションが強い。ヴィジョンのHEAVYと比べても明らかに強く、触った感じが違います。

音を出して見て思ったのは、エヴァ・ピラッツィらしさは結構あるなと。エヴァ・ピラッツィほどではないがあの派手な感じも内包している印象です。

音量も大きく、芯も太いどっしりとした音。張ってすぐこれは良い!という驚きはありませんでしたが、確かに良い感じ。

この芯のしっかりした感じと柔らかさはオリーブを彷彿とさせますね。

 

あと圧力に対するレスポンスも良いです。ドミナントなどは圧力をかけすぎると潰れるのですが、このエヴァ・ピラッツィゴールドは潰れないで強い、密度の詰まった音が返ってきます。

左手のビブラートや、指をベタッと寝かせたときの反応も良好で、表現が自由にできるという感じ。

 

3日くらいたって馴染んできたのか、更にしっとり感が増え、落ち着いたしっかりした音になってきました。

E線もステンレススチールで、なかなかいい感じですね。輝かしい強い音が出て、他の弦とのバランスも良いです。

 

軽く録音してみました。リバーブかけた以外は音はいじっていません。

 

比較してみましょう。バッハのシャコンヌの冒頭。うまく鳴らすのがやや難しい曲ですが、どうでしょうか。

まずエヴァ・ピラッツィゴールド

次がビジョンHEAVY、ドミナント、ゴールドブラカットのセットの録音です。

 

ヴィジョンのセットはちょっとこもった感じというか、柔らかさ、広がりはあるけどちょっと抜けない感じですね。

エヴァ・ピラッツィゴールドの方はちゃんとハイが出ていて、硬いところもあり、しっかり抜けている印象です。

まだ張ったばかりで評価が固まっていないのですが、まあなかなか良いんじゃないだろうか?という感じ。値段を考えるとどうだろう…正直ピーターインフェルドでも良いような気はしますね。ピラストロのハイエンド弦に共通する華やかさ、音色のコントロール性の良さは感じられるのですが、絶賛するほどでも無いかもしれません。結構長寿命らしいので、そのへんは嬉しいですがどのくらい持つのでしょうか。4ヶ月くらい持てばまあ良いかなと思っています。

まだ3日目なので、これからすごく良くなることもあるかもしれませんが、とりあえずまあファーストインプレッションはそんなところですね。

VISIONのHEAVY、結構良いかも…

先日から試しているヴァイオリン弦のセット、G、DがヴィジョンのHEAVYでAがドミナントのミッテルという組み合わせですが、当初の感想より良いかも?

というのも最近は8月のリサイタルの練習でショーソンの詩曲ばっかり弾いていたのですが、この曲が鳴らない鳴らない。

それで気分転換にプロコフィエフの協奏曲やチャイコフスキーの協奏曲など弾いてみました。

そうすると、GDの箱鳴り感がすごい!オールド楽器っぽいコーンと鳴るいい感じの音が出ていました。

 

D線ハイポジションなんか特にぶっとくて気持ちのいい音が出ています。

G線も中々良いですね。G線を試すときの定番、ツィガーヌの冒頭を弾いてみましたが、中々芯が太いコシがある音です。

 

ショーソンばっか弾いてると良さが分かりにくいんですけどね、普通の曲を弾くと結構良いのか、もしくは馴染んできて全体的に良くなってきているのかもしれません。

ドミナントは張って1週間くらいして馴染んでくるといい音になってきますからね、ヴィジョンも少なからずあるのかもしれません。

 

ドミナントのA線は本当万能ですね、GDオリーブでAがドミナントというのも定番だし、A線がいまいちな弦はドミナントに変えてしまえばOKという感じです。

ヴィジョンのA線はどうなんでしょう?普通のゲージだとまあ特に特徴のない音でしたが、HEAVYだとどうなるか気になります。といってもA線にそこまで強さ、太さは必要ない気もしますね。

 

そうそう、このヴィジョンのHEAVYのいい感じですが、ピーターインフェルドに通ずる部分があります。

ピーターインフェルドは全体的に太く艷やかな、リッチな音がしてて、音量もあるのでソロ向きです。このヴィジョンのHEAVYはピーターインフェルドほど色気は無いにしろ、芯の太さは似ていますね。

 

8月のコンサートの前にまた張り替えると思うんですが、多分ピーターインフェルドにします。エヴァ・ピラッツィゴールドも試してみたいのですが高価すぎるし、コンサートの直前に使ったこと無い弦というのもちょっと不安があります。

 

普段はこのGDヴィジョン(HEAVY)Aドミナント(ミッテル)で本番前はピーターインフェルドというのが良いかも。

 

E線はワーシャルブリリアントよりプリムリサの方が良いような気がします。ワーシャルブリリアントは張りが強すぎてやっぱり詰まった感じ、ブリリアントさは確かにあるのですが、ちょっと扱いづらい印象ですね。

とりあえずゴールドブラカットのストックがあるので、それを張ってからプリムリサを張るか考えようと思います。

弦張り替え ~VISION HEAVY&Dominant~

先日弦交換しました。

おや、珍しい組み合わせですね。

今回はG、DをVISIONのHEAVY、通常より太い弦にしてみました。A線はドミナントのミッテル、普通の太さです。

今やってるショーソンの詩曲でE線のきらびやかさが欲しかったので、Eはワーシャルブリリアントという強めの派手な音の弦に。

VISIONのHEAVYは初めてですが、芯があって太い感じの音です。VISIONはナチュラルで音量もありとてもいい弦ですが、MEDIUMだとやや線の細さがあるので、HEAVYのこの音の太さは好印象です。

でもドミナントの方がこの楽器にはあってるかも…

 

ドミナントは寿命短いですが、いい音の時は本当に良くてこの楽器にも合った音色が出るので、それには敵わないかもという感じですね。

 

ワーシャルブリリアントは最近張ってたプリムリサより張りが強く、やや押さえにくい感じがしますが、やはり派手でいい音ですね。でもちょっと詰まった感じもするかも?ナチュラルな音って感じではないです。Eが強い楽器だと音がきつくなるかも。

 

このセットで8月に出演するコンサートのリハもやってみましたが中々良い感じ。本番の時はもうちょい色気がある弦の方が良いかもしれませんが、練習時はこのセットで良いかも。VISIONは寿命長いですし。

 

本番用は…ピーターインフェルド、またはエヴァ・ピラッツィが安定ですかね。去年のソロリサイタルではピーターインフェルドでいい感じでした。今年はどうしましょうか…