こんにちは、Yuukiです。
去年の9月に久しぶりに新しい弓を購入しました。ArchetのTourte Soloです。
以前記事にも書いていますね。
元々使っている弓より少し重い(63.7gと標準よりやや重め)なので弾き比べとかすると若干重たさを感じるものの、普通に弾いてる際には気にならず、はっきりした音色とソリスティックな大音量が出るようになり大変気にいっております。
実は買ってきてしばらく弾き心地が安定せず、強めに張ってもなんか弦に負ける感じというか、変な柔らかさが感じられました。
とはいっても弱い感じでなく強い弓感は感じられたので、もしかしたら毛替えの問題かなと思っていましたがやはりその通りでした。
そもそも新品とはいえ毛を張ってからそこそこ時間が経っていたのだと思いますし、なんか右に毛が寄ってる感じで竿もちょっと曲がり気味だったし、慣れていない職人さんが毛替えをやったのですかね?
高額な弓なのでその辺はちゃんとして欲しい所…
MAGICOさんで相談して、イタリアルッキの毛で少し長めにすれば解決するかもしれないとのことだったのでその通りお願いしたら今までがなんだったのかというくらいあっさり解決しました。
ほんの少し張っただけでもしっかり竿の強さが感じられるようになり、ショスタコーヴィチの協奏曲のカデンツァなんか弾いても全然負けないくらいの強さを取り戻しました。
やはり職人さんの腕で大分変わってしまうものですね。毛の種類でも多少違うかも知れず、とにかくメインの弓や楽器は信頼できるお店&職人さんに頼まないとダメということでした。
以前持っていたGuillaumeのシルバー並に強くなったかも知れません。Guillaumeはもう少しガチッと硬い感じがありましたがもう少し弾力がある感じです。
この間展示会でGuillaumeのGoldを触らせてもらったのですがそれと非常に近い感じでしたし、値段差を考えるとお得かもしれません。GuillaumeのGoldは税抜150万くらいだったような。
Guillaumeの方が資産価値はあると言えるかも知れませんが自分が売却した時は…あまり言わないほうが良さそうです。
ちょっと先が重めのバランスなのもGuillaume風ですね。目指す所が似てるのかな?色もなんとなく似たような雰囲気です。
大瀬国隆さんはトマショーの弟子だったと思いますがその辺はあまり詳しくないですね。
標準より重いのはどうなのかなとも思いましたが、よく考えれば細くて重いのは木の密度が高いという事なので、強い弓は重めにどうしてもなるのかなと想像。もしかしたら角弓だからちょっと重いのかなとか色々考えてみましたが弓の事は勉強不足なのでなんとも分からないですね。
ただグランシャンさんの弓とかも結構重いものがあったりとか、某楽器店のコレクションのリショームのは66gの相当重いものがあったりと、まあ重さはそこまで気にする事でも無いのかもしれません。
とにかく弾きやすくなり良かったという話でした。