ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲は全2曲。1番が特に有名で演奏の機会が多い。
一楽章が叙情楽章のノクターンで始まる珍しい四楽章形式。三楽章のCadenzaからアタッカで4楽章に続くのが特徴的。
Cadenzaはヴァイオリンの技巧が散りばめておりこの曲最大の見せ場であり、ソリストの腕の見せ場。
動画はギリシャ生まれのレオニダス・カヴァコスの演奏のもの。彼の演奏はショスタコーヴィチにとても合っていると思います。
以前、彼の来日ソロリサイタルの時に、2ショットで写真を撮ってもらったのが思い出。180cm以上の長身であのヘアスタイルですが、見た目と違い非常に紳士的な方でした。(声が結構高くて優しそうな感じ)
このConcertoの名盤は、ヴィクトリア・ムローヴァ、ヴェンゲーロフ、ヒラリー・ハーンのCDでしょうか。カヴァコスの演奏はゲルギエフ指揮の物があるが、そこまで良くもない(決して悪くはないが)
ヒラリー・ハーンの録音は、完璧に統制されていてこの曲の勢いがよく表現されている。テンポが他より非常に速いが、完璧な演奏をしている。
[amazonjs asin=”B001FOSKC0″ locale=”JP” title=”メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 他”]ヒラリー・ハーンは一流ソリストの中でも特にテクニックが卓越している。それ故少し生真面目な演奏に感じてしまう時があるが。
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カヴァコスのはこのCD。彼名義のCDでショスタコーヴィチの物はなかったと思う。