こんにちは、Yuuki(Yuuki_st57)です。
今日もヴァイオリンネタです。
元々日々忙しく過ごすタイプではないので暇なのには慣れていますが、流石に暇です…
このご時世なので不安も強く、早くこの日々から抜け出したいと毎日思っていますが、当分は厳しそうですね。
まあ時間が有る時は音楽家は練習と決まっているので、音程の悪さの克服としてカール・フレッシュの音階を5番から10番(単音音階・アルペジオ・重音、重音のアルペジオなど…)を時間かけてやったり、いままで完全に仕上げていなかった協奏曲を仕上げようと練習しています。
シベリウスがそこそこ得意なんですけど、3楽章は音の大きい、というかヒステリックに鳴りがちなパートが多いので、苦情が来ないか心配です…
2楽章を中心に、3楽章は時間を短く細かく切って練習、というふうにしたほうがいいかも。
それで今は先日届いたトマスティークのロンドを全弦張ってますが、非常にいい感じです。
3日目でドミナントあたりだと一番いい音が出る時期ですが、このロンドもかなり馴染みが早く、現段階でかなり良い鳴りになっています。
チューニングは非常に安定していますね。半日も経てば狂わない感じです。
きらびやかかつ太い、楽器の箱鳴り感をかなり増幅する感じで、これは確かにオールドの持ち味を引き出す弦だなと思います。テンション感はエヴァピラッツィシリーズよりは弱め、もしかしたらペーターインフェルドよりやや強くなっているかも知れません。しかし左手に感じるテンション感としてはそこまででは無い。
金属音は殆ど無くなりましたが、GDがもっと箱鳴り感が出てきそうで期待できます。
ハイポジションで強めの弓圧でヴィヴラートをかけると非常に力強い音。この音はコンクールなどで有利そうです。しかし弓圧が強くなる癖がある学生さんなんかには少しおすすめしづらいかも。
弓圧が強すぎると一般的には直されて、指導でもうちょっと優しく弾くように、といわれるのが今までの感覚ですが、こういった圧を掛けもいい音が鳴ってしまう弦が増えてきた現状だとどうなんだろうかと思います。ソリストでやって行きたい人は別に音が良ければ派手で強い音が出たほうが有利ですし、まあオケであんまバリバリ弾くのは良くないので、優しい音と使い分けれるのが一番よいんだと思いますが。
ギコギコ弾くとか悪口言う人もいますけどね…
柔らかく分厚い感じの音ですが、PIRASTROの弦に見られるリッチ感、Complexity感(豊かさ?)はあまりありません。クリアなまま太く分厚い。これはペータインフェルドなんかと共通していますね。
そういえば、最近売ってないのですがヴィジョンのヘヴィーゲージも太くていい音していました。流石にロンドと比べると弱いですが…
あと、E線が非常に独特です。Eのハイポジションを攻めると普通かなり甲高いキンキンした音になりがちで、その音が正直ちょっと苦手でしたが、このロンドのE線は少しマイルドな、悪く言うとこもったような音なのですが、かなり好きな傾向です。
高い所で強いビブラートを掛けても豊かに鳴って神経質になりすぎなくて非常に良い感じです。
普通のスチールにスズメッキかな?特殊な弦では無いようです。
そうそう特殊とは違いますが、最近多いE線のボールエンド&ループエンド共用の仕様としてボールが取り外せるタイプのE線が多いですが、なんとこのロンドはボールを後からはめる仕様!初めてみました。
あと駒にかぶせるチューブもボールと一緒に袋に入れられ後付になっていました。このチューブは大体使わないので最初から外れてると使いやすくていいですね。
この小さい袋が弦と一緒に袋に入っています。
ロンド、かなり気に入りました。恐らく寿命も半年くらい持ちそうだし、かなり高いけどまあしょうがないかな。あと同時発売のTIも気になっています。てかTIの方が張ってるのよく見るな…今度買ってみよう。
TIはドミナントベースらしいけど動画なんか見ると結構太い音っぽいです。音量感はおそらくロンドの方があるんだと思いますが、柔く太い音が出るんだったら試してみる価値ありですね。
マジで安いうちに買いだめしておくか…