以前このブログでもSergey Khachatryanを紹介している。そのSergey Khachatryanが学生時代(?)に名教師Josef Rissin(ヨーゼフ・リシン)にレッスンを受けている動画が中々良いので紹介します。
はっきり言って上手すぎですね。10代後半の頃だと思うが、もう先生を超えちゃってると思います。しかしJosef Rissin先生のアドバイスも流石という感じ。
Josef Rissinはプレイヤーとしてはそこまで有名ではないが、何枚かCDを出している。パガニーニコンクール、エリザベートコンクールで入賞歴あり。
名プレイヤーというよりも、名教師として有名な方です。音大でレッスンもしているようで、各地で若手演奏家向けのマスタークラスも行っているようです。
Sergey Khachatryanはこの頃は今よりも尖った演奏で、ちょっとE線ハイポジションなどは派手すぎる感じもします。しかしカルメンを弾き終わったときなんかは凄すぎて、ピアニストと先生が思わず笑っている。このレベルでカルメンを弾ききるのは凄い。
こういった天才系の演奏家は10代~20代の時は派手な表現をしていることが多い。私のお気に入り演奏家のLeonidas Kavakosなんかも若い時は凄いです。
この動画の時は20代中盤だろうか?ヒゲが濃くあまり若い印象は受けないが、年代的にはそのくらいのはず。
ちょっと音程外れちゃてるときもあるが、まあパガニーニだし、こういう演奏も良い。若くないとできない演奏だと思う。
Sergey Khachatryanはなぜかレッスン動画や若いときの動画がYoutubeに多く、見ていて面白いですね。