先日から試しているヴァイオリン弦のセット、G、DがヴィジョンのHEAVYでAがドミナントのミッテルという組み合わせですが、当初の感想より良いかも?
というのも最近は8月のリサイタルの練習でショーソンの詩曲ばっかり弾いていたのですが、この曲が鳴らない鳴らない。
それで気分転換にプロコフィエフの協奏曲やチャイコフスキーの協奏曲など弾いてみました。
そうすると、GDの箱鳴り感がすごい!オールド楽器っぽいコーンと鳴るいい感じの音が出ていました。
D線ハイポジションなんか特にぶっとくて気持ちのいい音が出ています。
G線も中々良いですね。G線を試すときの定番、ツィガーヌの冒頭を弾いてみましたが、中々芯が太いコシがある音です。
ショーソンばっか弾いてると良さが分かりにくいんですけどね、普通の曲を弾くと結構良いのか、もしくは馴染んできて全体的に良くなってきているのかもしれません。
ドミナントは張って1週間くらいして馴染んでくるといい音になってきますからね、ヴィジョンも少なからずあるのかもしれません。
ドミナントのA線は本当万能ですね、GDオリーブでAがドミナントというのも定番だし、A線がいまいちな弦はドミナントに変えてしまえばOKという感じです。
ヴィジョンのA線はどうなんでしょう?普通のゲージだとまあ特に特徴のない音でしたが、HEAVYだとどうなるか気になります。といってもA線にそこまで強さ、太さは必要ない気もしますね。
そうそう、このヴィジョンのHEAVYのいい感じですが、ピーターインフェルドに通ずる部分があります。
ピーターインフェルドは全体的に太く艷やかな、リッチな音がしてて、音量もあるのでソロ向きです。このヴィジョンのHEAVYはピーターインフェルドほど色気は無いにしろ、芯の太さは似ていますね。
8月のコンサートの前にまた張り替えると思うんですが、多分ピーターインフェルドにします。エヴァ・ピラッツィゴールドも試してみたいのですが高価すぎるし、コンサートの直前に使ったこと無い弦というのもちょっと不安があります。
普段はこのGDヴィジョン(HEAVY)Aドミナント(ミッテル)で本番前はピーターインフェルドというのが良いかも。
E線はワーシャルブリリアントよりプリムリサの方が良いような気がします。ワーシャルブリリアントは張りが強すぎてやっぱり詰まった感じ、ブリリアントさは確かにあるのですが、ちょっと扱いづらい印象ですね。
とりあえずゴールドブラカットのストックがあるので、それを張ってからプリムリサを張るか考えようと思います。