今日はヴァイオリンの話。
エヴァ・ピラッツィゴールドを半年引っ張ってしまっていて流石に死んだ感じになっていたので、弦替えました。
今回はペーターインフェルド。以前も記事で紹介してるが、とても良い弦だと思います。音量が大きく、クリアで張りのある音が特徴的。
エヴァ・ピラッツィゴールドは張ってすぐオリーブのような複雑な詰まった音がしていましたが、ペーターインフェルドはあまり複雑な感じがせず、かなりクリアな印象。あれっ?と思ったが、まあこんなもんでしょう。テンションはエヴァ・ピラッツィゴールドよりは弱いがドミナント、インフェルド赤よりは強め。
通販などで8000円くらいでエヴァ・ピラッツィゴールドとの価格差は5000円近いが、比べるとたしかにエヴァ・ピラッツィゴールドの方が音に高級感があるかも。
しかし自分のヴァイオリンは音が柔らかく豊かなサウンドなので、エヴァ・ピラッツィゴールドだとやややりすぎになってしまう感じはしていた。なのでクリアにカーンと鳴るペーターインフェルドの相性は丁度いい感じ。
明るくカーンと鳴るけど、線が細い感じがせず、太くしっかりしてる所はヴィジョンとの違いですね。ヴィジョンはしっとり柔らかいがやや線は細い。
あ、E線はピラストロのゴールドにしました。ペーターインフェルドのE線は3種類あるが、どれもそこまで良くない…というか、高い。トマスティークはE線は総じてイマイチですね。
この弦は高寿命で、ドミナントを毎月張り替えるよりはるかにコストパフォーマンスは良いのでやはりオススメですね。
明るくカーンとなる楽器に張るとやや強すぎるかもしれないので、そういう楽器の場合はエヴァ・ピラッツィゴールドか、インフェルド赤辺りが合うと思います。インフェルド赤はペーターインフェルドよりちょい張りが弱く、柔らかめで味付けがあります。
そういえば、トマスティーク社の新製品でロンドという弦があるらしい。まだ流通していないが、製作者と一部ソリストはすでに使っているらしい。ヴェンゲーロフがコンサートで使ったと言う情報がありました。おそらくハイエンド弦で、1万円前後にはなると思う。ピラストロもパーペチュアルが新製品でありますね。今度買ってレビューしてみようかな…