ネットでヴァイオリンの画像を見ていたらオールド銘器の写真が沢山載っている楽器屋さんを見つけました。
アメリカ、ニューヨークの高級弦楽器専門店みたいです。
なんと、20k$(約220万円)以下の値段の楽器は扱っていないのか、サイトに載っていません。
完全にプロ御用達、超高級楽器専門店の様ですね。
Notable Salesのページを見ると、ストラディヴァリ、グァルネリ・デル・ジェス、アマティ、グァダニーニ等の銘器の写真が大量にあります。
うーむ、これは見ていて全く飽きませんな(笑)
そういえば、日本の楽器店だと新作イタリアンがメインで置いてあることが多いですが、
海外のお店だと、アメリカ、ドイツ、フランス、中国等の高級新作楽器が案外多いようです。
クレモナの新作を有り難がるのは日本人だけという噂もあり…海外のソリストがドイツ、フランスなどの新作を使っていることは案外多いです。
有名所だと、クリスティアン・テツラフさんはドイツのペーター・グライナーさんの2002年くらいの楽器を使っていますし、
レイ・チェン、ユリア・フィッシャー、カヴァコス等の超一流ソリストも、サブでドイツ製等の新作を使っています。ユリア・フィッシャーはグァダニーニから新作にメインを替えたと動画で言ってました。
彼らはフルヴァーニッシュの楽器だと格好がつかないため、オールド仕上げ、ギターで言う所のレリック加工の楽器を使っています。
見た目では新作と分からないし、腕もいいので、正直メインでもサブでもわかりません(笑)
案外、結構ドイツ率高い気がします。
ドイツの楽器というと大量生産、安物のイメージがありますが、一流の職人が作れば関係ないと言うことですね。
話をオールドに戻すと、やはり初心者でもオールド銘器を触る、もしくは実際に見る、聴く経験を絶対したほうが良いです。
触るのが怖い場合は店員さん、先生に弾いてもらうでも良いし、本物の音を一度は耳にしたほうが良いです。
国内の高級弦楽器専門店でも展示会などを無料でやっているので、そういうところでストラディヴァリ、グァダニーニ等を見せてもらうと良いです。
自分が楽器を買う時、本物の音を知っているというのは相当アドバンテージになります。
自分も色々なところで高い楽器を弾かせてもらった上で、今の楽器に辿り着いているというところもあるので、本物を知っててなお満足できているというのは恵まれているのかもしれません。
弓ももちろん、ペカットやトルテ、サルトリー、ヴォアラン等を知ってると全然違います。
まあ、大分脱線してしまいましたが、こういう高級楽器店のHPは見てるだけでも楽しいので、紹介してみました。