気になっていた8弦ギター、試奏してきました。
今日触ったのは二本。Ibanez Iron LabelのギターとStrandberg Jseriesのギター。
Ibanezは8万円くらい、Strandbergは大きく上がって40万円くらい。
結論から言うと…ちょっとイマイチ😥
まずIbanezの方を試奏したが、とにかくネックの幅が凄い!6弦の倍くらいに感じる。
まず8弦を鳴らしてみるが、歪みにくい?ボワ付いた感じで音程感が悪く、聴き取りづらい。
上の方の弦はまあまあ良い、2ハムでEMGなので調度よいコンプ感があり、メタル系のフレーズなんかは相性が良いと思った。
しかしとにかく弾きづらい!7,8弦の共振が結構出やすいのにミュートがしにくいため、非常に神経を使う。
8弦はヘヴィなリフを刻むというより、リードプレイの表現の幅が広がりそうな印象だった。というか低すぎて使えないと思う…
あとやっぱり値段なりの質感で…正直言うとかなり安っぽい感じ。音はそんなに悪くないんだけど、触った感じが微妙すぎて買っても弾く気になれなそうな感じだった。
気を取り直してStrandberg。こちらは40万とかなり値段の差があるが、なるほど確かに質感がとても良い。
普段弾いているSuhrと同じような質感の高さがあり、見た目もキレイで正にハイエンドギターという感じ。
ネックは台形で、Ibaで感じられた幅の広さがあまり無く、握り心地もとても良い感じ。7弦と言われても勘違いしそうなくらい。
鳴らしてみると…レンジが広く質感の高い音だけど、8弦の再現力がやや悪い感じ。
DiMarzioピックアップで、先程のIbaと比べるとオールジャンル行けそうな懐の広さを感じるが、肝心の7,8弦がしまらない感じで、ややボワつく。迫力も感じられない。
台形ネックとステンレスのジャンボフレットの恩恵を受けIbaより弾きやすいのだが、高音弦のハイフレットのリードプレイがやや弾きにくいと感じた。
両ギターともに肝心の8弦の音が思ったより悪く、そもそも8弦というのがやや無理があるのかな…と思った。
低い音で迫力を出したい時も7弦またはドロップチューニングで対応したほうが良さそう。8弦は音が低すぎて聴き取りにくく、迫力は無いと思った。
しかし、タッピング、スラップ等の特殊奏法を頻繁に行うプレイヤーには結構良いかもと思った。俺のスタイル的にはそういう感じではないのでなんとも言えないが、ヘヴィなリフよりテクニカルな奏法に向いているのかも。
俺はヘヴィなリフを低い音で出したかったので検討してみたが、7弦かドロップチューニングで十分対応可能かと思いました。
それはともかく、Strandbergは確かに画期的で、質感もデザインも良いし、これは確かに流行るな…
しかし安いモデルで30万ってw スウェーデン本国のモデルは60万するし、ちょっと高すぎ😖