先日ライブにてKemperを使ってみました。
中音はマーシャルのJCM2000のリターン刺しでキャビから出る音、外音はモノラルのライン出しでセッティングしたのですが、自分の音がハッキリ聞こえやりやすかったです。
もう一人のギタリストもKemperをライブ直前に購入したそうで、ツインKemperという豪華なセッティング…
しかもRemote、バッファーとフル装備でした。Remoteは便利そうだけど、可搬性がネックかなぁ。
俺はスーツケースにKemper、シールド、midiケーブル、midiスイッチャーを入れて持ち運んでるので楽ですが、Remoteは大きいので入らないかも。
実際もう一人のギタリストの方はPower RackでRemoteもボードに入れてたので、かなり持ち運びが大変そうでした。
対バンさん達はアン直か足元で音作りしてましたが、やっぱフルチューブアンプのほうが音圧はありますね。
Kemperはキレイだけどやや迫力は足りないかもしれません。
しかしウチのバンドはボーカル三人、ギター二人、ベース、ドラム、パーカッション、キーボードと9人編成の大所帯だったのですが、こう編成が多いバンドだとKemperのクリアな音は引っ込まないで良いですね。
アン直だとどうしてもアンサンブルに埋もれてしまうことがありますが、ライン出しのクッキリクリアな音は大人数バンドに向いているかもしれません。
逆に小編成だとマイクで拾ったほうが音圧感が出るのかも。今後色々試してみたいですね。
後で動画を見てみた時ちょっとバランス的に俺の音が大きい感じでしたが、ギターソロなども多かったのでまあ中々良かったかなと。
ただステレオを想定してディレイなどを作り込んでいたので、ちょっとそこが残念だったかな…
聞くところによるとライブハウスではあまりステレオでやってくれないみたいです。
ちなみにアウトプットのリンクを解除するとモニターアウト、メインアウトの音量が個別に設定できるので、中音を調整したいとき自分で変えられるので楽です。
外の音量はPAさんに任せて、ちょっと自分の音が聞こえにくいときなんかモニターアウトだけ少し上げることで上手く調整可能かと。
パワーアンプ有り無しに関しては、どちらでも良いかな~と思いました。
マーシャルやJCがあればリターンに繋げられるし、どうせ外音はラインで送るので、よっぽどマイク集音に拘らなければパワーアンプ無しでも良いかもしれません。
小型マルチに比べるとKemperは重いしセッティングがやや面倒だけど、ライブでは欠かせないアイテムかなと思いました。
HELIXとかも良さそうだけど、結局Kemperより重いので、そう変わらないかな~
ただ、最近発売されたHX Stompなんかはかなり良さそうですね。音はHELIXと変わらず、小さくて軽い。
MIDIスイッチャーが繋げられればかなり良いかもしれません。
まとめると、ライブで初Kemperでしたが、中々良い感触でした。
可搬性、セッティングの面倒さを我慢できればこれほどよい機材は中々無いかも。
演奏の方も割とうまく行ったので、とりあえず一息つけました。