先日納車された GIOS ミストラルで走行距離100km突破したので、軽くレビューしてみようと思います。
ちなみに俺はロードバイク未経験、自転車はクロスバイクとシティサイクル(ママチャリ)のみで、100km以上のロングライドなどは未経験の素人ですので、その辺はご容赦ください。それとハンドルはブルホーン、ブレーキは上位グレードのDEOREに改造済みです。
まず高評価なところから書いていこうと思います。
良いと思ったところ
基本性能がしっかりしている。
実売5万円の中国組みクロスバイクなので、ブランドはGIOSとは言え正直走行性能などはあまり期待していなかったのですが、
思った以上によく走り、よく曲がり、よく止まります。
以前のGIANT ESCAPE RX3がロード寄りのクロスだったので、走行性能はかなり良い方だったのですが、比較しても全然負けてないんじゃないかなと思います。
まず加速性、これはXSから520(Mサイズ相当)と適正サイズになったのも大きいと思いますが、漕ぎ出してから25km/hくらいのスピード域に達するまでが非常に早く、スムーズです。ESCAPERX3の時はスピードに乗るまでが結構大変だったので驚きました。
これはやはりシマノ R501ホイールの恩恵が大きいのかなと思います。信号待ちからのスタートが非常にスムーズです。
直進安定性もよく、スピードを出しているのにゆっくり走っているような感覚がします。ついスピードを出しすぎてしまうので注意が必要ですね。
スピード出し過ぎに注意していますが、平地で風が強くなければ32km/hくらいで巡航できます。頑張って何分かは40km/h出せる感じですね。
ハンドリングやブレーキはいじってしまったので純粋に評価できませんが、なんのストレスもなく曲がり、止まる感じです。ここはかなり高評価です。曲がったり止まったりするのに違和感があるとかなり危険ですからね…
鮮やかなジオスブルーが美しい。デザインもシンプルできれい。
GIOSといえばジオスブルー!イタリアメーカーはBianchiのチェレステとか、COLNAGOの美しい塗装とか色々ありますが、ジオスブルーも伝統の美しい青です。
かなり濃い青で、磨くとビロードのような深い艶が出ます。 単色コーディネイトもしやすいので、街で目立ちますね。
しかし目立つということは盗難にもかなり注意しないといけませんね…
デザインはシンプルで、好印象です。フレームがすべて円形なのがクラシカルでいいですね。
僕は色々いじってしまいましたが、どノーマルでもきれいだと思います。
乗り心地が良い
GIOS ミストラルのフォークはクロモリです。
クロモリはアルミやカーボンより古くからある素材で、適度にしなるため衝撃吸収性が良いです。
ESCAPERX3はフォークがアルミだったのでかなり路面状況がダイレクトに伝わってきて、それがメリットでもあったのですが、やはり長い距離走ると疲れました。
GIOS ミストラルのフォークはクロモリで、しかも少し曲がっています。この部分がかなりクッションになるのか、乗り心地がかなり良いです。
地面からの突き上げが少ない分、疲労度合いも少し減ってきます。
ちょっとイマイチかなってところ
中国製なので細かい作りが雑
パーツもホイールもシマノ、イタリアンブランド、しかも実売5万! となるとやはり組み込みや製造でコストカットされるのですね。
この価格帯のクロスは台湾製が多いのですが、GIOS ミストラルは中国製です。(台湾の自転車製造技術は高いです) 殆どのネジがオーバートルクで締まってましたし、グリスもはみ出るくらいベタ塗りされてました。
しかし、安全に関わる部分はしっかりしてましたし、値段にたいして余りにも高コスパなので、そこまで厳しく見ることも無いかなと思います。
純正パーツが安っぽい
ハンドルやステム、シートピラーはまあ…ママチャリとほとんど変わらないレベルでした。すぐ手持ちのものに変えてしまったのですが、黒に変えないで銀のままでも交換したほうが高級感出ると思います。
ボトルケージが一個しかつかない
ボトルケージなどを固定する場所が一個しか無いので(普通二箇所)そのままだとロングライドが厳しいかと思います。
しかし増設は簡単に出来るので、そこまで大きなマイナスポイントでは無いですね。
まとめ
はっきり言って、悪い部分は中国製ってところとパーツの安っぽさくらいで基本走行性能などはかなり真面目に作ってる自転車だなって思いました。
実はロード買おうかと思ってたんですが、俺の用途だと十分です。 シティサイクルからの乗り換えでもいいし、ロード乗りの方のサブ自転車でも問題なく使えるんじゃないかなと思います。 今だと年末セールで安くなってるお店もあるので、お買い得ですね!