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ヴァイオリンの弦の種類~ガット弦について~

こんにちは、Yuuki(Yuuki_st57)です。

怪我が回復してきてヴァイオリンが無事弾けるようになってきました。

ヴァイオリンの弦の種類

今日はヴァイオリンの弦の種類の解説です!

ヴァイオリンの弦は大きく3つに分けて、

・スチール弦

・ナイロン弦

・ガット弦

となっています。

このなかでもナイロン弦は比較的歴史が浅く、ガット弦の代替として生まれた経緯があります。

それまでは(ハイフェッツ、オイストラフやミルシテインなどの往年の巨匠の時代)はスチール弦とガット弦しかありませんでした。

スチール弦はその名の通りスチール(鉄)に金属の巻線を施したもので、丈夫で寿命も長い、音量も大きいのですが、かわりに音色がかた、あまりプロで使っている方はいなかったようです。

ピラストロ社のクロムコアなどがあります。

ガット弦というのは羊の腸をよじってまっすぐにしたもので、音色が柔らかくて芳醇な響きがあり、張力も弱いので楽器に優しいという長所があります。

昔の時代のソリストはほとんどガット弦を使っていたそうです。(E線のみスチールという方がほとんど)

ガット弦の代表的なものはやはりピラストロのオリーブでしょうか。値段がかなり高いのですがとてもいい音がします。(寿命は半年ほど)

反面、湿度、温度の影響を受けやすく発音も少し鈍く、上級者でないとボウイングが難しいという欠点がありました。

その欠点を克服しようと生み出されたのがナイロン弦です。

ガット弦に近い音色の豊かさとスチール並の音量、湿気などの影響も受けにくくて扱いやすく、現代のヴァイオリン弾きは多くの方がナイロン弦を使っていると思います。

イツァーク・パールマンさんが使い始めたことで有名になったのかなと思います。

寿命はスチールやガットと比べて少し短く1~3ヶ月ほど。

代表的なものにトマスティーク・インフェルド社のドミナントがあります。(パールマンさん愛用の弦)

僕もしばらくドミナント等のナイロン弦を使っていたのですが、最近はガット弦を使っています。

理由は色々あるのですが、まず音色。

それからボウイングの練習として、軽い弓圧で大きな音を出す技術を身に着けたいと思いガット弦を張っています。

なぜボウイングの練習になるかというと、前述したようにガット弦はボウイングが少し難しく、力任せに発音すると上手く楽器が振動せず、きつい音になってしまいます。

しかしナイロン弦の張力の強いものを張ってると、ある程度力任せに発音してもそれなりに鳴ってしまうんですね。

もちろんナイロン弦でも軽い弓圧で大きな音を出す技術が身についてる人のほうがきれいな音は出ますが、ガットだとより顕著にボウイングの上手い下手がわかってしまうということですね。

今の楽器はオリーブじゃなくてオイドクサというガット弦を張っています。(E線はゴールドブラカットプレミアム)

オイドクサはオリーブよりも張力が弱く、発音が難しいです。楽器も古いのでちょっと力むとすぐ音が潰れてしまいます。

しかし、最小限の力で弓の粘りだけでしっとり発音すると何とも言えないいい音がします…

バッハのシャコンヌなんて弾いてると調子よく弾けると素晴らしい音がします。自画自賛ですが…

ガット弦はオールド~モダン楽器だとより音色がマッチするのですが、新作楽器だと合わない場合があります。オイドクサは多分あまり新作には合わないと思うので新作楽器をお持ちの方はオリーブがいいかなと思います。

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