※今回の記事は自作.com様からオファーを頂いたツールの紹介記事となります。
※2021年6月追記 今はグラフィックボードが非常に品薄なためグラフィックボードの値段などが執筆時から変わっている可能性があります。
こんにちは、Yuuki Matsuura(Yuuki_st57)です。
Windows機の楽しみ方の一つとして、自分でパーツを揃えて組み立てる自作PCがありますよね。
ただ、パーツの相性問題や、サイズの問題、電力が足りてるかどうか…など慣れないと中々分からない(慣れても難しい!)ことも多いと思います。
そのパーツの互換性などを検証し、相性をチェック、更に合計金額等を見積もってくれる便利なツールを今回自作.com様からご紹介頂いたので、実際使ってみようと思います!
自作PC見積もりツール
使い方
使い方は簡単、こちらのリンク先のツールに欲しいパーツをクリックして入れていくだけです。
人気順、値段順などでソート可能、メーカーや機能で絞り込みも可能なので非常に見やすいです。
まず一番上にCPUがあるので、こちらを一番人気のintel Core i5 10400F Boxに選択してみましょう。
次にCPUクーラーとありますが、今はここは飛ばしてマザーボードの選択に行ってみたいと思います。
❌印になってる物が数点あると思います。
これは先程選択したIntelのCPUに対応していないマザーボードということなので、選択することが出来ません。これを間違えて買ってしまうと使えないということですね。
逆に、❌になっていないパーツを選択すれば問題なく使えるということなので、この調子で選んでいきましょう。
こんな感じで選んでいくとこういう感じになります。
チョイスは適当ですが、とりあえず相性や互換性の問題が無い組み合わせが出来ました。
右側のアドバイザーを拡大したものですが、ここでパーツごとの相性をチェックしたアドバイスが書かれています。
非常に親切なデザインになってますね。こういうのも今までは自分でAmazonのレビューを見たり各パーツのwebサイトを見てチェックしないといけなかったので大変でしたが、こう一発でチェックしてくれるのは非常にありがたいです。
ただマザーボードだけは選んだ物を別のサイトなどで念の為調べておくと良いかもしれません。USB端子の数、USB-Cがあるかどうか、M.2端子があるかどうか…等色々なチェックするところがあるので。
総計の下にある次へ進むをクリックすると、見積もったパーツの共有をすることが出来ます。
ブログ用の埋め込みコードやSNSシェアリンクがあるので、ご自身のサイトやSNSで見積もったPCのシェアが出来るようになっています。
実際に見積もってみた
それでは次に、実際に俺が見積もってみたPC構成を紹介していこうと思います。
予算、用途別に何個か見積もってみました。
なお、紹介する構成例とは別にモニターが必要です。モニターは基本的に相性問題等は無いのですが、ゲーミング用とその他で結構変わってきます。もちろんマウスやキーボード等の周辺機器も別途必要です。もちろん元々持っていれば問題ありません。
ゲーミングでおすすめなのは144fps表示ができて応答が速いもの。例えば…
BenQのXL2411Kはシビアなゲーミングにも使えるプロ仕様。完全ゲーム用なので映りはあまり綺麗ではありません。応答速度が高速で他にも競技用ゲームに最適な仕様になっています。
ゲームはそこまでシビアにしない、綺麗な映りが良いという方は…
ipsパネルでなるべく大きい画面のものを選ぶと良いでしょう。おすすめは27インチ〜32インチ。
デザインもベゼルレスや薄型の物を選ぶとデスクトップが洗練されておすすめです。
予算5万 ブラウジング、ライトゲーム、文章執筆など用
まず予算5万円。PCでそんな重い作業をしない方向けの構成になります。
低予算ですが最近のパーツを使っているので思うより快適に動くのではないか?と思います。
CPUの intel Core i3 10100はGPUも搭載されているので、グラボを別に導入せずともフルHD動画視聴、軽いADVゲーム程度なら動くと思います。
他のパーツも怪しいメーカーではなく実績のある有名メーカーを選んでいるので、安心して作れる構成になっているのではないかなと。
流石に動画編集や重いゲームは難しいと思いますが、とりあえずPCで軽い作業しかしない方向けの構成です。
予算15万 DTM、動画編集、クリエイター向け
今度はDTMや動画編集などクリエイティブな作業をする場合の構成です。アマチュア〜セミプロレベルを想定。(動画編集は趣味レベルでしょうか、この構成だと)
ここでもまたintelCPUのチョイス。今度はi5 10600Kとやや性能の高いCPUを。
メモリは余裕を持って64GBに。OSなどを入れるSSDと別に大容量のHDDを二台搭載。
GigabyteやMSI等の信頼できるパーツメーカーを選ぶことはもちろん、録音作業等の事も考えて静音性の高いケース、CPUクーラーを選んでみました。
グラボはそこまで高性能なものは必要無いと思いましたが1660tiなのである程度のスペックはあります。APEX等の重いゲームも設定を下げれば遊べるかな?ただゲーミング用途では考えていないためゲームはあくまでちょっと趣味でやる程度の方向けの構成になります。
予算15万円でAPEXを高設定で!ゲーミングに特化した構成
今度はゲーミング用マシンの構成を見積もってみようと思います。
具体的にはAPEX Legendsが画質高設定で144fpsを出せる、という結構ヘヴィな構成に。これが15万円で行けるのかどうか…
抑える所は抑えつつ、CPUやGPUをグレードの高いものを選んでギリギリ15万円に収まりました。
CPUはここで初めてAMD Ryzenを選択。Ryzen7 3700Xとかなり高性能なCPUですがintelより安め。ゲーミングPCにはIntelよりもRyzenが良いかもしれません。
この構成で100%APEXが144fps高設定で動く!と絶対保証は出来ないのですが、スペック的に多分行けると思います。もちろん他の重たい3Dゲームもいけるでしょう。
予算25万!ゲーミングもクリエイティブもバリバリこなすハイスペックマシン
予算をグッと上げ、25万円用意できればかなりハイスペックなマシンを組み立てることが出来ます。
あと、実際作るならこのくらいのスペックがいいかなと、俺が欲しい構成を考えてみました。
ちなみに25万だと俺が今使っているiMac 5Kと同じくらいの価格です。iMacもそこそこハイスペックではありますがやはりコスパは圧倒的にWinに軍配が挙がります。
intelの最強CPU、Corei9を心臓部に、RTX2070SUPER、2TBの大容量SSD等詰め込みまくったスペックになっています。もちろん電源は80PLUS GOLDでモジュラータイプの物を選択。
以前はSSDとかこんな容量だともっととんでもない値段していましたが大分安くなりましたね。CPU、GPUは高性能、高価格なものがどんどん出てきていますが、他のパーツは概ね安くなってきてるのかなという印象を持ちました。
この性能ならまずDTMは問題なし、動画編集もフルHDならサクサク行けそうだし3Dのレンダリングも快適かなと。不安だったらメモリをさらに上げるといいかもしれませんが十分でしょう。ゲームも普通にプレイする分には全く問題ないと思います。
ただゲーム配信やVtuberだとこれでも厳しいかもしれません…まあ俺が欲しい最高のスペックだとこのくらいという感じです。
まとめ:自作PC見積もりツールを使って理想の自作PCを作ってみよう!
自作.com様の自作PC見積もりツールの使い方の説明と、実際の見積もった例を数点紹介してみました。
しかし本当に便利なツールです。今までは調べまくって、実際に届いて組み立ててみて初めて安心という感じでしたが、こうやって実際の組み合わせで即座に互換性などを調べてくれると安心して自作が出来ますね。
ただ、書いてあるスペックと適合してると絶対大丈夫、という訳ではないので100%安心出来るわけではないですが、それでもかなり参考になるのでは無いでしょうか。
あと思ったのがパーツの高性能化&低価格化。特にメモリやストレージ類は性能が上がってるのにどんどん安くなっている印象です。俺が以前自作した時よりも大分安く作れるようになっている感じがしましたね。
自作PCの経験が無い方も、この自作PC見積もりツールを使って、理想のPCを組み立ててみてはいかがでしょうか。もちろん見積もりだけで楽しむのもアリですね。
それでは、「PC自作派におすすめ!自作.comの自作PC見積もりツールをご紹介」でした。