こんにちは、Yuukiです。
夏に買って以来普段メインの移動手段にしているFUJIのFEATHERを固定ギア、ピスト化しました。
固定ギアへの興味
もともとFEATHERはシングルフリー、要するにギアがないシティサイクルと同じ駆動形式となっています。
気軽で軽快ですし、シングルギアなのでペダリングのパワーが伝わりやすくかなり速く走ることも可能です。
坂なんかも町中レベルならむしろクロスバイクより快適くらいかもしれません。
そんな便利なシングルフリーでしたが、やはりFEATHERのような形の自転車は固定ギア(Fixed)が本流。
競輪やトラックレースの形から来てるわけなので、本来の姿は固定ギアでピストというわけです。
自分もやはりYoutubeでメッセンジャーの方々の動画や、Fixed Gearなどと調べて一度固定を試してみたいと思って変えることにしました。
こういったトリックなどは固定でないと出来ません。(ブレーキは日本ではちゃんと付けましょう!)
FUJI FEATHERの最新モデルは普通のコグが使える
固定ギア化、ピスト化するのは簡単で、コグと呼ばれる部品を変えるだけです。
従来のFEATHERは専用部品でこれまた独自規格だったので、いろいろなメーカーのものが使えなかったのですが、最新型からは一般的なコグが使えるようになったとの事です。
自分の投稿ですが、写真の通りこれが普通のネジ切りタイプ。今までのFEATHERはスプラインタイプと言って専用の規格になっており、ホイールを付け替えないと他社製のコグが使えない状態でした。
自分の型は最新型なので普通のコグが使えるので、FEATHERを購入したショップで調べてもらい取り寄せて貰うことにしました。
この納期が結構かかり、お盆休みや今の自転車業界の品薄も有って半月以上かかりました…余裕を持って発注したほうが良さそうです。
SHIMANO DURA-ACEコグに!
SHIMANOのDURA-ACE TRACKの16T、厚歯のものになります。
(DURA-ACEといえばロードの方は最新型が発表されましたね!ついに12速だとか。)
これをショップで取り付けもしてもらって、ロックリングと併せて4500円ほどでした。
メカニックさんに乗り方、注意点を教えて頂き乗ってみましたが乗車感覚というか、全然今までの自転車の感覚と違いますね!
ショップが10km程離れた幹線道路沿いだったので帰ってくるのがかなり怖かったのですが、とにかく足を止めない、カーブに気をつける、最初はブレーキでスピードをコントロールしながら走る、という事を心がけて走ったら特に危ない感じも無く帰宅できました。
ちなみに反対側のネジ切りには今までのフリーギアが付いており、ホイールをひっくり返すしてチェーンをかければフリーにすぐ出来ます。
フリーギアとの違い
足が止まらない
基本的に止まる時以外足を止めることが出来ません。
とはいえ、ペダルからなんとなく止められない感覚が伝わってくるため、フリーギアの時の様に不意に止めてしまうことは無く、今の所あまりヒヤッとする事は無いです。
カーブを曲がるときはオートバイのように重心を傾けて曲がるとペダルが地面に当たって転倒するため、重心はそのままでハンドリングだけで曲がるのを心がけます。
柔軟なスピードコントロールが可能
最初はブレーキをかけて原則するのを心がけたのですが、慣れてくると後ろ足で回ってるペダルを押し込んでスピードをコントロールすることができるようになります。(”バックを踏む”と言います)
回転の力がかなりのものなので完全にペダルが止まるわけでなく、慣れないうちは体が投げ出されそうになりますが、感覚がつかめてくるとスピードのコントロールを一々手のブレーキを使わずに出来るようになり、より自転車との一体感が出てきます。
これをもっと上手に出来るようになると、リアタイヤを滑らせる”スキッド”というテクニックが習得できるらしいのですが、まだまだその段階には行ってません…
ボーッと乗ることが出来ない
思ったより危なくはないと思いましたが、それでもママチャリやクロスバイクの様に何も考えないで走ってるとかなり危険があります。
足が止められないので急ブレーキを掛けると自分が転びますし(ビンディングとある意味同じですね)足を止めて楽をすることが出来ないのでやはり少し疲れ感が違います。
緊張感が常に少しある、という感覚です。
ロードバイクで常に危険を予測したシビアな走りに慣れてる人なら大丈夫だと思いますが、スポーツ自転車初心者の方は結構危ないのかもと思いました。
不思議な一体感が有る
足でスピードコントロールが出来る点もありますが、ペダルからチェーン、コグ、タイヤと力が伝わっていく感覚がフリーと段違いでダイレクトなので、力の伝達率が非常に高く加速性能などが高いです。
エネルギーロスが無いので、タイヤが地面を滑って走っているような不思議な感覚で、地面との一体感があるとも言えます。
まだあまり高スピード巡航走行はしていませんが、慣れれば非常に快適に移動も出来そうですし、ホビー性も高いですね。
まとめ
- 緊張感があるが独自の快適な乗車感
- 最新型(2021年後期モデルまたは2022年モデル〜)のFEATHERは普通の固定コグが使用可能
- フリーギアにもすぐ変えられる
色々固定ギア、ピストに対してはネガティブイメージがあったり、危険だという情報がまずあるので不安も大きかったですが、変えてみてやはり良かったです。
簡単にフリーにも出来るので、たまに付け替えてみて楽しもうと思います。
今回固定ギアにしたことで、れっきとしたピストになったというのが結構嬉しかったり…笑
海外の動画なんか見ると高スピードで信号無視や歩道を走ったりしていますが、そこはしっかり道路交通法を守って、周りの方への思いやりを持って走行するように心がけたいです!
ピスト乗ってるとどうしてもああいう感じの走り方風になりそうになりますが…ぐっと我慢しましょう。
以上、「FUJI FEATHERを固定ギアに変えた感想 : 圧倒的に不便だが独特の楽しさ」でした。