こんにちは、Yuukiです。
ヴァイオリンを初めてからずっと角型ケースを愛用していたのですが、ついにシェイプ型に乗り換えました…
今回変更したケースの紹介と、シェイプ型ケースのメリットデメリットなどを解説しようと思います。
BAM Hightech Contoured Black Lazure
今回入手したのはフランス製のBAM Hightech Contoured。
色はBlack Lazureです。
カラーは前々からあるものですが、横に模様が入るのは最近のパターンだそうです。
鍵も最新型のロック。
内装はサスペンションタイプでベルベット張り、ニスのダメージが少なく楽器に優しい仕様です。
弓は二本収納で小物入れあり、肩当てホルダーも搭載でKUNやViva La Musicaなら入りそうです。
面白いのは蓋が180度開くタイプなのと弓ホルダーが普通と逆の位置になっていること。蓋はよく重心が不安定になるケースが多いですがいっそのこと全部開いてしまえば…ということでしょうか。気を使わないで済むので確かに使いやすいです。弓ホルダーも慣れれば不便さはありません。ただめったに無いのですが長めの弓だと入らない恐れがあるのでお店で買う場合は収納確認をしたほうが良いです。
楽器や小物、弓を入れるとこの様になります。自分の楽器Raffaello Di Biagioは本当ジャストフィットかややキツめくらいですが今の所問題無さそう。小さめの楽器なら問題なく、もしかしたらモダンフレンチなどで多くある大きめの楽器だと入らない恐れがあります。
小物入れは松脂2つ、ミュート、ペグコンポジション、印鑑くらいの必要なものは入ります。
薄手のシルクサテンバッグに楽器を入れた状態で入れてみました。これでも問題なく収納できます。ブランケットが無いので何かしらやった方が心理上安心ですが、スカーフを巻くのは中々コツが必要で難しく、ベルクロが結構タイトなため取り回してるうちにシルク生地を痛めそうな感触がしました。シルクスカーフの方が見栄えは良いので研究してうまく入る方法を考えたいところです。
やはりシルクスカーフの方が圧倒的に見栄えが良いですね…
シェイプ型のメリット
シェイプ型(ひょうたん型)のメリットとしてはまず軽く小さく済むということです。
移動が多い演奏家にとってはやはり軽量な方が好ましいですし、小さい方が電車移動で周りの邪魔になりづらく、また飛行機の機内持ち込みも安心して通過できることが多いそうです。
自分が持っているRIBONIのUNOEOTTOケースが角型でおそらく最軽量クラスの2.0kgですがこのBAMのケースは1.6kg、缶ジュース一本分以上軽く出来るわけです。
飛行機で機内持ち込みが通らないと二席分チケットを買わなければならないですし、荷物に預けるのは破損の危険がかなり高いのでおすすめできないどころか絶対にNGです。飛行機移動が多い方はシェイプ型の小型ケースはマストで必要でしょう。
自分はほとんど飛行機移動をしないのであまり詳しくないのですが、昔は相当小型でないと持ち込みNGだったのが最近はシェイプ型なら大体OKとか、そのあたりは航空会社に問い合わせないとわからないのでこのBAMのケースが大丈夫かはちょっと責任とれません…(すみません)
シェイプ型のデメリット
逆にデメリットを上げていこうと思います。
こちらはやはり小さい分収納のスペースが限られること、弓は基本二本しか入らないですし一本しか入らない場合もあります。ものによっては弓が入らないものも…
それに肩当ても入らない場合もあり、角型ケースのノリで色々入れようと思うと思った以上に何も入らない状態になりかねません。
自分も弓三本持っていますが入らないので、必要に応じて入れ替える方式にしようと思っています。
また、内部空間が狭いため熱がこもりやすかったり湿度が厳しい状態になりやすかったりと、やはり楽器に最適な環境にするには木の角型ケースが好ましいと思います。BAMに関しては熱は大丈夫との公式の見解ですが…
楽譜ケースに関しては最近は後付出来るものが簡単に入手できるので、見栄えは悪くなりますが検討の余地ありです。
まとめ
シェイプ型のケースは収納面でデメリットもありますがやはり携帯性、体への負担を考えると移動が多い演奏家には最適だと思います。
今回入手したBAMのケースは中でも断熱性や機能性に優れているので高額な楽器でも安心して収納できると思います(大きい楽器だけは注意が必要ですが…)
以上、「角型ケースよすまん…シェイプ型のヴァイオリンケースに乗り換えました!【BAM Hightech Contoured】」でした。