こんにちは、Yuukiです。
まだお正月ですが昨日は早速室内楽アンサンブルの練習でした。
曲はショーソンの詩曲、の伴奏弦楽四重奏+ピアノ版。ようは ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲(コンセール)の編成にアレンジされたものです。
ショーソン自身がアレンジしてるので中々凝ったアレンジがされていて面白かったですが中々難しいですね。
ソロも簡単な曲ではないですし各パートも中々の技巧を求められます。今回ハイアマチュアの友人たちとやっていますが最初は全然合わないし自分もなんか弾けないし笑 で苦労しましたが4時間しっかり練習した結果なんとなく形は見えてきました。
しかしフランス物の良さと言うか、ショーソンは印象派ではなくロマン派の作曲家ですがやはりフランスのおしゃれ感というかひねった感じというかアレンジの妙を感じます。
今回中々珍しい編成ですし曲自体が非常に良い曲ですのでしっかりと練習して仕上げて行きたいと思っております。
10月半ばごろにお披露目できればと思ってますのでお楽しみに。
最適な弦が見つかったかも知れない
昨日の練習の際録音をしてみて、全体的にまだまだというか自分もかなりミスや変な音の外し方をして若干悲しくなったのですが、自分の音はかなり良かった印象です。
奏法的にも大分形が見えてきた、というかこうすれば理想の音が出せるというところにかなり近づいてきた実感がありますが、そもそも楽器自体の音が良かった感じはあります。
昨日のセッティングはというと…
楽器 Raffaello Di Biagio(イタリア新作)
弓 Archet Tourte Solo
肩当て KUN Bravo
弦 ラーセンツィガーヌGD、オブリガートA、オリーブE
これで非常に良かったです。弦はかなり使い古しのはずなのですが…?
Aの音が特に甘くてよかった感じがしたのでやっぱりオブリガートは良い弦なのかもしれないですね。
全体的にテンション抑えめのセッティングなのが良かったのかも知れないです。
去年の秋からはしばらくガットを使っててあれはあれで凄く良く運弓発音の練習にもなりましたが、やはり現代的なソリストのいい音というとナイロン弦のほうが出しやすいかもしれないと思いました。
クラシックのソリストは人によりますがスタジオミュージシャン系のプロ奏者ってPirastroの弦、特にエヴァピラッツィが多いイメージがあります。モダンイタリーの楽器にエヴァピラッツィという組み合わせが特に多く、これは確かに良い音の組み合わせだと思います。
ガットだと豊かな音ではあるのですが若干どうしてもノイズ成分があるので音がはっきりエッジが経って太く濃い音が出せるエヴァピラッツィをスタジオ系プロ奏者が使うのは自然な流れかと思います。
逆にプロのクラシック奏者、特にオケメインの人はヴィオリーノとかオイドクサとか使ってたりします。
話が脱線しましたがオブリガートの感触が非常に良く今度セットで使ってみようと思います。
エヴァピラッツィも食わず嫌いしていましたがやはり一度しっかり向き合う必要がありそうです。
Viva la Musica Diamond肩当て
KUN BRAVOは足の部分がかなりしっかり楽器に食いつくので保持には良いのですが、かなり丁寧に外さないとニスが剥げたりしやすく気を使います。
前にViva la Musica Diamondを使っていたときは足の作りが良く、外すのがスムーズだった印象がありました。家での練習のときはしっかり気を使って取り外したり出来ますが最近は外で弾くことが非常に増えどうしても時間に追われたり雑な扱いになりがちです。なのでその足部分のリスク緩和目的でViva la Musica Diamond肩当てをもう一度使ってみることにしました。
久しぶりに使ってみましたがやはりフィット感はKUNのほうが自在な感じはします。しかし音は相当こちらのViva la Musicaのほうが良く、クリアなのに非常に豊かな太い音が出るようになりました。
発音が楽なので音量も出せるようになりますし音の振幅が豊かというか、とにかく一回り大きく幅広い音が出るようなイメージです。
オブリガートとViva la Musicaのこのセッティングで弾けば更にいい音が出せそうで今後が楽しみです。