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肩当て無しでヴァイオリンを弾く時の楽器のセッティング

最近ヴァイオリンを弾く時肩当てを外して弾くことが殆どで、だいぶ技術的にも肩当てを付けても付けなくても変わらない(要素要素では外したほうが良くなってる)状況になっています。

以前にも肩当て無しでヴァイオリンを演奏する方法を解説しましたが、その時と違い完全に肩から楽器を浮かせて左手で楽器を支えるフォームにしています。

今回は実際のフォームや弾き方の前に楽器の状態やセッティングについて解説します。

あご当て

肩当てを付けない場合楽器と体の接点が顎、鎖骨、左手親指付け根の三点になります。

自分の場合はあご当て自体の高さがかなり低いものかカップの部分が深いものでないと無理です。

これは人によると思いますが、あごを弾いた時の引っ掛かりの支えをある程度使うため、肩当て無しで弾いてる方のあご当ては低いものが多い印象があります。(H・ローレンツのガルネリ型、G・Crowsonのガルネリ型、カウフマン型、ドレスデン型など)

自分はCrowsonのガルネリ型とサブ楽器には似た形のガルネリ型のあご当てを付けています。

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Crowson ガルネリ型

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Crowsonに似てるガルネリ型(ノーブランド品)少しカップが浅いため、Crowsonの方が支えやすい

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こちらはドレスデン型、かなり低めなため構えやすいです。元々が低くカップは深くないです。

首の保護

シャツやジャケットを着て演奏する本番のときは良いのですが、練習の際にTシャツや首元が開いている服を着るとあご当て金具が鎖骨に刺さって痛いです。特にCrowsonのようなヒル型で顕著かと思います。

これはタオルやハンカチを挟むことで軽減されますが、面倒なので自分は金具に薄い革などを挟んでいます。

Augustin Hadelichさんが同じようなことをしていて参考にしました。

2:11〜くらいがわかりやすいです。

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セーム革を切って顎当て金具が入るくらいの切込みを入れたものです。

楽器磨き用は高いですがこの用途だったらカー用品専門店などに売っている安いものでいいと思います。

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黒い牛革を同様の加工をしたものです、こちらは手芸専門店で数百円で大きいものが買えます。

何でも良いと思いますがあまり厚いものじゃないほうが良いかも。セーム革の方が柔らかく滑らかです。

手の保湿

左手を使う比重が高くなるため手が乾燥しているとかなり演奏しにくいです。

ハンドクリームなどで保湿すると良いですが、油分が多いものだと楽器にあまり良くないかも…

こちらはご自身の肌に合わせたものを用意してみてください!

まとめ

今回は肩当て無しでヴァイオリンやヴィオラを弾く時のセッティングを解説してみました。

かなりあご当てが重要になってきますね、自分はCrowsonが良かったですが、ドレスデン型も良かったので必ずしも高級なCrowsonを用意する必要はないです。

H・ローレンツのガルネリ型もそのうち試してみたいです。

次回以降になりますが実際どうやって弾くのかも書いてみようかと思います。

以上、「肩当て無しでヴァイオリンを弾く時の楽器のセッティング」でした。

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