ソロ演奏してきました

8/18にコンサートでヴァイオリンのソロ演奏をしてきました。

響きがとても良いホールで、客席ほぼ満員と、とても良い環境で演奏できました。

最近ずっとスランプで本番で間違えてしまったり、緊張しすぎてしまうことが多かったのですが、今回は過度に緊張せず、良いパフォーマンスを残せたかなと思います。

動画も撮影しました。

 

楽器も良く鳴ってる感じだし、中々いい感じかなと思います。

この間張り替えたエヴァ・ピラッツィゴールドはやはり良いですね。上質で大きな音が出てるので、本番用としては素晴らしいと思います。

劣化も感じられませんし(まだ1ヶ月も経ってませんが…)長く使えればまあそこまでコスパ悪くもないのかな…?

 

次のソロの演奏は決まってませんが、来年の春辺りに小曲、本当に軽い短い曲メインのリサイタルでもやろうかなーと考えてるところです。

だいぶ舞台でのメンタルコントロールもうまく行くようになってきたので、これからはどんどん演奏の機会を増やそうかなと。

 

そのまえにギターでライブの案件がありますが…まあこちらはなんとかなるでしょう。

 

とりあえずはレッスンやレコーディングなど落ち着いた作業が多くなりそうなので一息つける感じです。

ヴァイオリンのフィッティング、パーツの重さと音質変化

ヴァイオリンのあご当て、ペグ、テールピースなどのフィッティングを交換すると音が大きく変化する事がある。

その他にも、アジャスターやテールガットなど細かいパーツでも音質変化が生じる。顎当ての金具の種類でも変わるらしいが、今日はそこまで突っ込まない。

 

まずフィッティングの材質にはメジャーなところで、ツゲ、黒檀(エボニー)ローズウッドなどが挙げられる。ツゲは一般的に軽く、黒檀は重い。ローズウッドは中間である。

材質によっても音は違うと言えるのだが、実際に試してみた所、ツゲは柔らかい音、黒檀は芯のある硬めの音に変化することが多い。

ペグはあまり音質変化しないのだが、あご当て、テールピースは大きく音が変化する。私はあご当てはともかく、テールピースを黒檀またはブラックウッドなどにすると音がきつい感じになるのが嫌なのであまり使わない。楽器はほとんどツゲのフィッティングを付けてることが多く、たまに黒檀など気分転換で付けるのだが結局ツゲに戻している。

 

ツゲのフィッティングでも密度、重さなどで音の変化が生じる。もちろん楽器にもよるのだが、一般論で書いてみる。

重く密度が濃いツゲのフィッティングを楽器に付けると、しっとりとした柔らかめの音で、やや音量は小さくなるが、広がりがある音になりやすいと思う。

対象的に裏掘りなどがしてあって軽いツゲのフィッティングを使うと張りがある音になり、ハイが出るようになる。

 

今自分の楽器はオールドの方は重いクローソンタイプのあご当てを付け、テールピースは色の濃い年季の入ったもの。密度は詰まっている感じ。ペグは入手したときから付いているローズウッドのこちらは密度が薄いタイプ(ペグ穴が広がりすぎてブッシングをしないといけないのでそのまま)アジャスターはゲッツのものを付けている。

このオールドはなるべく柔らかく、しっとりした音を出したいのでこういうセッティングになっている。黒檀のテールピースや軽めのツゲのテールピースも試しているが、中途半端に明るくなってなんかパッとしない音になってしまったので、この楽器には重い部品が合っているようである。

 

それに対して新作の方は、軽いストラドタイプの顎当て、比較的新しい色の薄いテールピースを付けている。こちらもアジャスターはゲッツ。ペグやエンドピンもすべてツゲである。

新作の方は健康的にカーンと鳴るようにしたかったのだが、まあまあ狙い通りである。もともとフィッティングは全部黒檀だったのだが、ツゲに変えている。しかし黒檀のときも悪い音ではなかったと思う。(見栄え的にツゲのほうが合う)

 

オールドなどで柔らかい音の楽器はその柔らかさを生かして重めのツゲフィッティングを付けてみるのが良いのかもしれない。

 

このフィッティングなどの重さ、材質で音色が変わる理屈は私には良くわからない。体験的にこうというのはなんとなくあるのだが、ヴァイオリンの音はいろいろな要素が混じり合いすぎているためなんとも言えない。湿気によっても違ったりするし。

 

オールド名器にはツゲのフィッティングが付いていることが結構多い。まあオールド名器ならどのフィッティングでもいい感じに鳴ると思うが、ツゲの柔らかさが合っているのだろう。オールド名器の音は柔らかく繊細で、ローからハイまで良く鳴るため、クローソンなどの密度の濃い重いフィッティングがあってるのだろう。

 

フィッティングの世界も奥が深い。

エヴァ・ピラッツィゴールドを張ってみた 録音あり【弦のレビュー】

コンサートが近くなってきたので、弦を張り替え。

以前は本番用でピーターインフェルドを良く張っていたのですが、今回は思い切って評判の良いエヴァ・ピラッツィゴールドにしてみました。

エヴァ・ピラッツィゴールドはガットのオリーブの次に高価な弦で、セット一万円以上するのでちょっと手を出してなかったのですが、かなり評判は良い様子。

どのレビューでも強い音で、なおかつ太いしっとりした音ということは言われていますね。

 

まず届いて張ってみた感じですが、やはりテンションが強い。ヴィジョンのHEAVYと比べても明らかに強く、触った感じが違います。

音を出して見て思ったのは、エヴァ・ピラッツィらしさは結構あるなと。エヴァ・ピラッツィほどではないがあの派手な感じも内包している印象です。

音量も大きく、芯も太いどっしりとした音。張ってすぐこれは良い!という驚きはありませんでしたが、確かに良い感じ。

この芯のしっかりした感じと柔らかさはオリーブを彷彿とさせますね。

 

あと圧力に対するレスポンスも良いです。ドミナントなどは圧力をかけすぎると潰れるのですが、このエヴァ・ピラッツィゴールドは潰れないで強い、密度の詰まった音が返ってきます。

左手のビブラートや、指をベタッと寝かせたときの反応も良好で、表現が自由にできるという感じ。

 

3日くらいたって馴染んできたのか、更にしっとり感が増え、落ち着いたしっかりした音になってきました。

E線もステンレススチールで、なかなかいい感じですね。輝かしい強い音が出て、他の弦とのバランスも良いです。

 

軽く録音してみました。リバーブかけた以外は音はいじっていません。

 

比較してみましょう。バッハのシャコンヌの冒頭。うまく鳴らすのがやや難しい曲ですが、どうでしょうか。

まずエヴァ・ピラッツィゴールド

次がビジョンHEAVY、ドミナント、ゴールドブラカットのセットの録音です。

 

ヴィジョンのセットはちょっとこもった感じというか、柔らかさ、広がりはあるけどちょっと抜けない感じですね。

エヴァ・ピラッツィゴールドの方はちゃんとハイが出ていて、硬いところもあり、しっかり抜けている印象です。

まだ張ったばかりで評価が固まっていないのですが、まあなかなか良いんじゃないだろうか?という感じ。値段を考えるとどうだろう…正直ピーターインフェルドでも良いような気はしますね。ピラストロのハイエンド弦に共通する華やかさ、音色のコントロール性の良さは感じられるのですが、絶賛するほどでも無いかもしれません。結構長寿命らしいので、そのへんは嬉しいですがどのくらい持つのでしょうか。4ヶ月くらい持てばまあ良いかなと思っています。

まだ3日目なので、これからすごく良くなることもあるかもしれませんが、とりあえずまあファーストインプレッションはそんなところですね。