ロック
超人気アリーナバンドのレッド・ホット・チリ・ペッパーズの2016年のアルバムです。このアルバムではギターがジョシュ・クリングホッファーですが2020年からジョン・フルシアンテが復帰しました。しかし世界的な情勢の影響で活動が殆どできていないようで勿体ないです。ジョシュには悪いですが俺もジョンのファンなので早く彼のギターをライブで聴きたいですね。
視聴はTIDALのMQA 24/48kHz Flac音源で、AudirvanaからChord Mojoを通してK701です。
レッチリはヘヴィなサウンドではなくポップよりのロックですがリズム隊は非常にタイトです。昔はやんちゃな所がありましたが最近の曲はかなり優しい感じです。
個々の演奏技術も高くヴォーカルのアンソニーも抜きん出た才能を持つヴォーカリストです。
#1は再生した途端音場感が広く驚きます。レッチリは昔からアルバムの音が良く有名ですが流石に音が良すぎて笑ってしまいました。これは期待できそうです。
#2はピアノのバッキングとベースのスラップからのメロディアスなサビが美しく展開されます。音は広がりというより密度感がある感じですが各楽器がどこにいるかはっきり分かります。
ギター(多分ストラト)の枯れた音も良く表現できています。
#8ではギターの枯れたカッティングが見事です。少しジョンっぽいフレージングですがジョンほど枯れていない感じですね。歯切れよく表現できています。
歌が入るとクリーントーンになり、良いチューブアンプの甘いクリーンが良く再現されています。おそらくとても良いアンプを使っているのでしょう。
メタル
MEGADETH脱退後のChris BrodrickとShawn Droverが結成したヘヴィ・メタルバンドAct of Defianceの2017年にリリースしたアルバムです。テクニカルなギターとクリーンからデスヴォイスまで幅広いVoをどう表現できるか楽しみです。今回はハイレゾではなくTIDALの44.1kHz Flac音源です。
#2の様なスラッシュ系のBPMが速い曲ではドラムのビートや弦楽器隊の刻みがスピード感良く表現されています。ギターの歪んだ音色は少しヒステリックな感じでChrisの甘いハムバッカーのサウンドが表現できていない感じはあります。ザクザクした音になっているのである意味メタルらしさは出ています。
#3の様な重低音が目立つ曲ではもう少し沈み込む様な低音が欲しい所。良くも悪くもすっきりしてしまっています。ヴォーカルはとても良く特に悪いところは無いと思いました。
#4の様なアコギ(ガットかも)の表現はとても上手で綺麗だと思います。
全然合わない感じではなくそれなりに良いとは思いますが流石にメタルばかり聴く人は別のヘッドホンが良いかも知れません。
エレクトロ
去年発売されたDisclosureのアルバムです。Disclosureは世界的に人気があるダンスミュージックの二人組グループで、登場した当初から気に入って聴いていました。こちらはMQAの24/44.1kHz Flacの音源です。
シンセの音が鮮やかで非常に心地よいです。ドラムキットのキック音も非常にはっきりしており低い音ですが音程感も感じられます。
シンセベースもヘッドホンによっては響きすぎて頭が痛くなる事がありますがK701では上手く変に響かないように抑えてありありがたいです。
このグループは音作りが非常に上手く、曲構成も良いので人気があるのも納得といった感じです。ヴォーカルのプロデュースも非常にセンス良いですね。
メタルの時と違って特に悪いところは感じられませんが敢えていうと綺麗にまとまり過ぎて迫力が少し欠ける様な気がしなくもない、といったところでしょうか。しかしかなり聴き心地が良いです。