ギターを壁掛け

この間部屋の模様替えをしたら7本掛けのギタースタンドを置く場所が無くなって、適当にスタンドを立ててそこに置いてたんだけど案外スペースを取る。

部屋も狭く見えるしどうすっかなと思ってたところ閃いた。

壁にかければ良くね?

 

いろいろググってメッシュラックにかけるといいとか書いてあったんだけど、

そもそも家は分譲マンションで壁にある程度穴開けても大丈夫だったので、ネジで壁に穴開けてハンガーを取り付けた。所要時間10分。

思ったより簡単で強度的にも問題なさそうでGood。ベースが心配だったけど、これも大丈夫そう。

これの三個セットで、かなり安いので心配だったが特に問題なし。

 

信頼性を重視する人はハーキュレスが良さそう。

ハーキュレスはロックがかかるので地震の時なども安心できるし、こちらのほうがオススメ。

 

インテリア的にも映えるね。

魅惑のMarshallアンプ

バンドと別件でエレキギターソロ演奏の機会をいただけたので、急遽機材が必要になった。

 

メインの音作りはKemperもしくはZOOM G3nで行えばいいんだが、その会場はライブハウスやスタジオでもなく、アンプがなさそうなので急遽都合のいいアンプを探すことになった。

(以前使っていたカタナアンプはというと、Kemperと併用が出来ないし、いろいろ都合があって売っちゃったのでした。)

 

さて、一回演奏するだけだったらローランドのキューブあたりでお茶を濁すのもありだと思ったんだが、今後同じような活動が増えそうな感じなので、しっかりしたアンプを探すことにした。

 

うちのKemperちゃんはパワーアンプがついてないので、Kemperを使うとしたらセンドリターンが必須、あとオケをアンプから流せると良いのでAUX INがあるとなお良し。

移動は車で行うので重さは考えないこととする。

 

そうすると、JC22またはJC40、MarshallのDSL5Cあたりが候補に上がってきた。

値段的にはそう変わらず、汎用性としてはJCかな?とも思ったのだが、現物を見る機会が無く、単体で音作りが出来ないアンプとしては値段も決して安くない。

 

それでどうすっかなーと思いつつショッピングモールをプラプラしてたところ、島村でMarshallのDSL5Cを見つけた。

 

 

サイズも丁度いい感じだし、裏を見るとセンドリターンとAUXもあるじゃない!(←AUX端子からの音はヘッドホンアウトのみ、スピーカーからは出ないそう)

店員のおにーちゃんを呼び、一応試奏、うんMarshallの音が出てる。

DSLということはJCM2000のシリーズと考えて良さそう。確かにこのサイズでちゃんとJCM2000っぽい音が出て関心。そこまで歪まないが、十分ハードロックくらいは対応できる。まあKemper使うしね…

 

前にMarshallのアンプあんま好きじゃないって言ったけど、やっぱりスタジオやハコに置いてあるチューブって9割がたMarshallだし、Kemperを使ったとしても結局JCM2000とかのリターンに挿すわけだから、Marshallの音ってのに慣れる必要があるわけで。

 

流石に4発キャビとは音違うだろうが、似たような傾向の音は出るだろうし、バンドの音作りも役に立てそうということで、お買い上げ。

機材’sとスニーカーたち

家に帰ってまず普通に音出し。ワット数切り替えがあるが普通に5Wでも少音量が出るので家で弾くのも問題なし。音もしっかりチューブの音が出てる。

 

以前プロの先生に教わってた時、練習はなるべくアンプ、できればチューブアンプでやるようにと言われていた。ピッキングニュアンスがチューブとトランジスタでは大違いなのである。モデリングアンプだと更に良くない。

モデリングアンプのクリーンってあの音圧が再現できてないと感じていて、これはKemperも同様だと思う。クリーンの音は特にアンプのキャビから出さないとと思う。

なので基礎練習などにも大活躍しそう。

 

さて、肝心のKemperからリターンに挿した場合。

正直そこまで期待してなかったのだが、いいじゃん!

スタジオのJCM2000+4発キャビから出た音とかなり近い。

 

音量も下げれば家で使えるレベルだし、ちゃんとあの音圧感を再現できてると思う。

モニタースピーカーからだとハイファイで綺麗な音は出るが、やはりギターらしい音となるとキャビからの方が好ましい。

 

以前は音の確認のためバンド練のためにスタジオ個人練とかバカみたいな事をしていたのだが、これでその必要も無くなった。やったね!

それとちょっと弾いててMarshallもいいな…と、もちろん大型のアンプとは違うけど、この音の味付けというか、カリカリで荒い感じが前は気に入らなかったけど、結構好きになってきた。

 

結局今までのロック・レジェンドたちはMarshallが基本なわけで、やっぱギタリストならMarshallでクールな音を鳴らせないとね。

まあ決して安くは無かったけど、思った以上にいい買い物になったし、これでどんどん活動に幅が広がれば結果オーライでしょう。

最近はギタリストとしてもまあまあやることが増えて、ヴァイオリンとのバランスもちょうどいいので、楽しくやっております。

 

 

そういえば、最近ついてないし体調も良くない事が多いなーと思ったら去年本厄でしたorz

去年は友人が亡くなったり、ペットの猫も亡くなったり、体調も絶不調だったのでそういうのもあるかもしれん。

今年も後厄なので、神社でお守りと破魔矢買ってきました。

破魔矢は猫がおもちゃと勘違いして飛びつくのでクローゼットにしまいました。ダメじゃん!

 

俺とパガニーニ

ヴァイオリニストの憧れ、というか、特別視されてる存在にパガニーニがいるわけだけど、俺もパガニーニには思い入れが結構あるわけで。
高校卒業する頃にはテクニック的にパガニーニの曲が射程範囲内だった。ので手を付けてみたのだが・・・

普通の難しい、テクニカルな曲とワケが違うんですよね、パガニーニ。

なんというか…普通の曲に出てこない特殊技法がバンバン出てくるわけで、それで挫折する人(パガニーニを)もかなりいるんじゃないかと思う。

そもそもパガニーニの曲が弾けても

すごい!

って言われるだけであって、音楽的にすごく素晴らしい、かつ重要なわけでもないんですよね…パガニーニ。

これがイザイとかだと音楽的にも重要で、ヴァイオリニストとしては是非勉強したほうがいい範疇になるんだけど、パガニーニは別にやらなくてもいいわけ。

 

でも俺はどうしてもパガニーニ弾きとして認められたかったので、まずカプリースを攻略することから始めた。

パガニーニの24のカプリースは一応、エチュードということになってるんだけど、普通のエチュードではなく、パガニーニの曲に出てくる変態技巧の練習って感じになっている。

 

とっつきやすいのは1番、9番、16番、24番、21番、5番あたりかな?とっつきやすいと言っても激ムズで普通のレベルじゃ歯が立たないが、とりあえず他の曲はもっと異次元なので、このあたりをコツコツこなしてみるといいと思う。俺もそうした。

 

でヒイヒイ言いながらカプリースをやってるとまあ、パガニーニの曲の雰囲気はつかめてくるかと思う。

そうするとConcerto No1あたりに手を出してもいいかなーと言う感じ。

コンチェルトの一番はまあゴリゴリの超絶技巧曲ではあるが、まだカプリースほど鬼畜では無い気がする。(3楽章以外)

3楽章はダブルストップ・ハーモニクスという変態を極めたようなテクニックが出てくるので、これを攻略するのは非常に大変なんだが…まあカプリースを何曲かこなせる人ならなんとかなると思うよ。

 

かくいう俺もダブルストップハーモニクスはどうも苦手で、3楽章は未攻略である…

 

その他にもNel Cor Piu~やGod Save King~など変態曲がたくさんあるのだが…

パガニーニは自分の曲を秘密にしたがってたみたいで、大部分の作品が残ってないんだよね。

だから作品数がそもそも少ない。ドマイナーな曲も少しは残ってるんだけど、やっぱり作曲家としてはそこまでじゃないんだよね。

 

そもそもパガニーニ弾きって、すごいとは思われると思うが、そんな尊敬されるような存在でも無いような気がする…どちらかというと変態と思われてるような…

普通のプロのヴァイオリニストも手を付けない領域なので、わざわざパガニーニ弾きになるのって真性のドMかもしれない。

 

まあでも、やっぱりパガニーニ弾きたいよね?え、弾きたくない?

この人は純粋培養されたパガニーニ弾き。パガニーニコンクールも優勝してるし。

ツィマーマンくらいになると簡単なのかもしれない。

三浦文彰も昔はよくパガニーニ弾いてたみたいだが、路線変更したのか最近は弾いてないみたい。

 

俺は最近はそんなでもないが、一時期アホみたいにパガニーニばっかり弾いていた。コンサートでもカプリース21番を良くプログラムに入れていたし、まあパガニーニ弾きと思われたかったんだが…少なくとも身内からはそういう風に思われてるかもしれない。

でも結局指の構造とか関節の柔らかさとかそういう要素も合わさって、真のパガニーニ弾きにはなれないような気がしている。練習不足といえばそうなのだけど、やっぱりパガニーニばっか一日数時間やるのは厳しい。10時間以上パガニーニばっか練習して、それで弾けるようになるかも謎だし。

中途半端にパガニーニが弾ける人くらいで落ち着いてしまってる気がする。いかんなぁ。

OYAIDE QAC-222G シールド購入~聴き比べ

OYAIDEのQAC-222Gシールドを購入してみました。

スタジオやライブで使おうと思ったので、5mを二本。だいぶ奮発しました。

プラグ部は高級感のある金メッキで、ケーブル部は細身ですがそこそこ硬さがあります。

色は思ったより落ち着いた赤でした。もっとビビッドな赤を想像していたのですが、これはこれで良いですね。

 

このケーブルを買うまでの経緯ですが…普段スタジオに入ったり、セッションする時はイングヴェイ・マルムスティーンモデルのFenderの3mのケーブルを使っていました。音質も良く、ケーブルが赤く目立つためすぐ自分のとわかり便利でした。

こちらがそのイングヴェイモデルのケーブル。オレンジっぽく見えますが実物は結構派手な赤です。

大体スタジオではKemperやZOOMのG3Nなどのマルチを使うため、ケーブルが二本必要です。本当は二本同じのを揃えるのが良いのですが、今まではギターからマルチまではイングヴェイモデル、そこからアンプまでは適当なケーブルを使っていました。

それでやはり揃えたほうがいいかなと思って最初はイングヴェイモデルの5mを買おうかなと思ったのですが、ちょっと気分を変えてみようと思い、今まで持ってないものにしてみることにしました。

 

それで故藤岡幹大さんや大村孝佳さんが使っているというOYAIDEのケーブルが良いかなーと。ミーハー丸出しですが…

というわけでOYAIDEのQAC-222GをAmazonで購入!

一本は3mでも良かったかな…

 

せっかくなので比較してみましょう。

OYAIDE QAC-222GとFenderのイングヴェイモデル、黒いのは主に自宅で使っていたBELDENの8412です。

ギターはいつものSuhr Standardで、KemperからRubix22を通してCubaseに録音しています。Cubase上では何もいじらず。

QAC-222Gだけ5mなのとフレーズが違ったり適当ですが…とりあえず聴いてみてください。

まずクリーントーン

QAC-222G

 

イングヴェイモデル

 

BELDEN 8412

 

クランチサウンド

QAC-222G

 

イングヴェイモデル

 

BELDEN 8412

 

ドライブサウンド

QAC-222G

 

イングヴェイモデル

 

BELDEN 8412

 

適当な演奏で申し訳ない。

 

どうだっただろうか、ほとんど微々たる違いだが、やはり定評通りBELDEN8412はローミッドがよく出てパワー感がある音。イングヴェイモデルはハイがよく出てるかなーという感じ。

QAC-222Gは結構フラットで派手さは無いけどレンジが広いというのでしょうか。どの帯域も平均的に綺麗に出てるような感じですね。あんまパワー感は無いかもしれません。

クリーン、クランチは割と分かりやすいですね。歪が深いとあんま変わらないかな…

 

録音するとほとんど違いが分かりませんが、普段使いの8412からQAC-222Gに変えた時はレンジが広くて驚きました。もしかしたら弾いてるときのレスポンスの違いとかもあるかもしれません。

 

結構高かったし、まあ見た目も良いし、これからこのQAC-222Gをメインのケーブルとして家でも外でも使おうと思います。

ヴァイオリンのA線にアジャスターをつけることについて

A線アジャスターの考察

ヴァイオリンには通常、E線のみアジャスターを付ける。(分数楽器などは例外)

E線のアジャスターも基本はなるべく軽く、複雑な機構で無いものを選ぶのが良いとされていて、ゲッツやウィットナーのアジャスターなどループエンド用の小型アジャスターを付けているプロが多い。

 

しかし超一流ソリストでストラディヴァリなどを使っているにもかかわらず、E線とA線に大型のボールエンド用アジャスターをつけている人もいる。

セルゲイ・ハチャトゥリアンはどの時代の映像をみてもA線にアジャスターを付けている。彼は楽器の貸与を受けていてストラディヴァリだったりグァルネリだったりするのだが、その度わざわざA線にアジャスターを付けているということになる。

巨匠、ギドン・クレーメルもA線にアジャスターを付けている。彼も昔から付けていると思う。弦もあまり見ない組み合わせ。

アンネ=ゾフィ・ムターもA線アジャスター。スチール弦を使っていたような気がする。

 

なぜA線にアジャスターをつけるのだろうか?

 

仮説1:チューニングがしやすいから

これはA線をスチール弦にしている場合のみ当てはまる。ムターはおそらくそう。クレーメルももしかしたらそうかもしれない。スチール弦はペグで細かいチューニングがしずらく、アジャスターを使ったほうが良い場合もある。

しかしナイロン弦の場合ほとんどアジャスターの調整は効かない。弦の伸縮性の幅が広いため、回しても回してもあまり効かないのである。

セルゲイ・ハチャトゥリアンの場合、エヴァ・ピラッツィを常に使っているので、チューニングのために付けているというのは考えにくい。(もしかしたら微調整程度には使っているかもしれない)

仮説2:音質の変化を狙っている

基本的に、ヴァイオリンは重いパーツを使うほど柔らかい音になりやすい。

A線にアジャスターを付けた上でA線を張ると、テールピースにダイレクトに音が伝達しないのも合わさり、良く言えば柔らかく、悪く言えばこもる、くすむ感じの音色になる。

私も一瞬実験と思ってA線をドミナントで、ウィットナーのボールエンド用アジャスターを付けてみたことがある。思ったとおり柔らかい…というよりデッドなこもった音になる。

普通に考えたらA線は高音域が多いので、ハイがあるきらびやかな音のほうが好まれるので、基本的にはやはりアジャスターを付けないほうが無難だと思われる。

しかし、セルゲイ・ハチャトゥリアンの場合彼はかなり強く弾くし、エヴァ・ピラッツィだし、音の傾向が全体的にまろやかな感じはするし、そういう音の方向性が好みでA線にアジャスターを付けているということももしかしたらあるかもしれない。

 

仮説3:特に何も考えていない

多くの有名ソリストは若い頃から世界的にデビューを果たしていたり、神童、天才と呼ばれて子供の頃から演奏を盛んに行っていることが多い。

そういうソリストは子供の頃からそうだったから特に何も考えずそのままのセッティングで楽器を弾いていることが多いし、あまり楽器をいじくり回すイメージがしにくい。そもそも銘器を貸与されてる場合弄ったらダメそうだし、工房などでいつもの通りのセッティングで調整してもらっているのかもしれない。

アジャスターについても子供の頃から付けてたし…ということも結構ありえると思うのだがどうだろうか。

 

まとめ

上に上げた人以外にも、ソリストや有名プロでA線にアジャスターを付けている人は結構多い。オーケストラの人ならもっと多いかもしれない。

読者の方でこれを読んでA線アジャスターを付けて見ようかと思う人がいるかもしれないが、基本的にはやめておいた方がいいと思う。

スチール弦でペグだと全然合わないという場合ならともかく、やはりヴァイオリンの自然な音を殺す傾向の調整になるので、鳴らなくなるし、楽器を傷つける危険性も上がるし、コストはかかるし(微々たるものだが)基本的には避けたほうがベター。

 

あと上に書いたのはすべてフルサイズ、大人用サイズのヴァイオリンの話なので、子供用分数ヴァイオリンは全く別の話。分数はアジャスターを付けてもとりあえず問題ありません。

 

A線アジャスターについての考察でした。

ソロ演奏してきました

8/18にコンサートでヴァイオリンのソロ演奏をしてきました。

響きがとても良いホールで、客席ほぼ満員と、とても良い環境で演奏できました。

最近ずっとスランプで本番で間違えてしまったり、緊張しすぎてしまうことが多かったのですが、今回は過度に緊張せず、良いパフォーマンスを残せたかなと思います。

動画も撮影しました。

 

楽器も良く鳴ってる感じだし、中々いい感じかなと思います。

この間張り替えたエヴァ・ピラッツィゴールドはやはり良いですね。上質で大きな音が出てるので、本番用としては素晴らしいと思います。

劣化も感じられませんし(まだ1ヶ月も経ってませんが…)長く使えればまあそこまでコスパ悪くもないのかな…?

 

次のソロの演奏は決まってませんが、来年の春辺りに小曲、本当に軽い短い曲メインのリサイタルでもやろうかなーと考えてるところです。

だいぶ舞台でのメンタルコントロールもうまく行くようになってきたので、これからはどんどん演奏の機会を増やそうかなと。

 

そのまえにギターでライブの案件がありますが…まあこちらはなんとかなるでしょう。

 

とりあえずはレッスンやレコーディングなど落ち着いた作業が多くなりそうなので一息つける感じです。

ヴァイオリンのフィッティング、パーツの重さと音質変化

ヴァイオリンのあご当て、ペグ、テールピースなどのフィッティングを交換すると音が大きく変化する事がある。

その他にも、アジャスターやテールガットなど細かいパーツでも音質変化が生じる。顎当ての金具の種類でも変わるらしいが、今日はそこまで突っ込まない。

 

まずフィッティングの材質にはメジャーなところで、ツゲ、黒檀(エボニー)ローズウッドなどが挙げられる。ツゲは一般的に軽く、黒檀は重い。ローズウッドは中間である。

材質によっても音は違うと言えるのだが、実際に試してみた所、ツゲは柔らかい音、黒檀は芯のある硬めの音に変化することが多い。

ペグはあまり音質変化しないのだが、あご当て、テールピースは大きく音が変化する。私はあご当てはともかく、テールピースを黒檀またはブラックウッドなどにすると音がきつい感じになるのが嫌なのであまり使わない。楽器はほとんどツゲのフィッティングを付けてることが多く、たまに黒檀など気分転換で付けるのだが結局ツゲに戻している。

 

ツゲのフィッティングでも密度、重さなどで音の変化が生じる。もちろん楽器にもよるのだが、一般論で書いてみる。

重く密度が濃いツゲのフィッティングを楽器に付けると、しっとりとした柔らかめの音で、やや音量は小さくなるが、広がりがある音になりやすいと思う。

対象的に裏掘りなどがしてあって軽いツゲのフィッティングを使うと張りがある音になり、ハイが出るようになる。

 

今自分の楽器はオールドの方は重いクローソンタイプのあご当てを付け、テールピースは色の濃い年季の入ったもの。密度は詰まっている感じ。ペグは入手したときから付いているローズウッドのこちらは密度が薄いタイプ(ペグ穴が広がりすぎてブッシングをしないといけないのでそのまま)アジャスターはゲッツのものを付けている。

このオールドはなるべく柔らかく、しっとりした音を出したいのでこういうセッティングになっている。黒檀のテールピースや軽めのツゲのテールピースも試しているが、中途半端に明るくなってなんかパッとしない音になってしまったので、この楽器には重い部品が合っているようである。

 

それに対して新作の方は、軽いストラドタイプの顎当て、比較的新しい色の薄いテールピースを付けている。こちらもアジャスターはゲッツ。ペグやエンドピンもすべてツゲである。

新作の方は健康的にカーンと鳴るようにしたかったのだが、まあまあ狙い通りである。もともとフィッティングは全部黒檀だったのだが、ツゲに変えている。しかし黒檀のときも悪い音ではなかったと思う。(見栄え的にツゲのほうが合う)

 

オールドなどで柔らかい音の楽器はその柔らかさを生かして重めのツゲフィッティングを付けてみるのが良いのかもしれない。

 

このフィッティングなどの重さ、材質で音色が変わる理屈は私には良くわからない。体験的にこうというのはなんとなくあるのだが、ヴァイオリンの音はいろいろな要素が混じり合いすぎているためなんとも言えない。湿気によっても違ったりするし。

 

オールド名器にはツゲのフィッティングが付いていることが結構多い。まあオールド名器ならどのフィッティングでもいい感じに鳴ると思うが、ツゲの柔らかさが合っているのだろう。オールド名器の音は柔らかく繊細で、ローからハイまで良く鳴るため、クローソンなどの密度の濃い重いフィッティングがあってるのだろう。

 

フィッティングの世界も奥が深い。